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悪徳タレント事務所

テレビのニュースでは、地方から家出した女の子や、都会にあこがれてバイトなどで働いている女の子に声をかけてスカウトし、そして犯罪に巻き込まれるなどという事件が後を絶ちません。ニュースにもならず、殺されたり、行方不明になったり、泣き寝入りしている女の子は、本当はもっと多いのだと思います。


カモだと思われてる

若い女の子は、それだけで悪い人にとっては価値があるからです。また、有名なタレントが、「街を歩いていてスカウトされた」などと発言すると、もしかしたら自分も、スカウトされてスターへの道を歩けるのではないか、などと期待してしまいます。

ダマす方からすれば、容姿に自信がある子だけではなく、自信がない子もターゲットになるようです。
そして、地方出身で、大人しく、ギャーギャーさわがないような子が狙い目とのことです。恐いですね。

実は、「街を歩いていてスカウトされた」というような話は、新人タレントを売り出す手段の一つで、昔からよく使われている方法のようです。
「偶然スカウトされてスターになる」ケースと、「カモを狙っている悪い人に騙される」ケースとどっちが多いでしょうか。

地方でも

こうした悪い人は、都会だけにいるわけではありません。地方のタレント事務所でも、こういうのがありました。
そのやり方を紹介すると
1.タレント事務所としてホームページを公開する
2.そこには、都会のステージやテレビ番組で活躍した代表者などが写真付きで出ている。
3.話を聞きに行くと、その場で採用がきまり所属タレント契約を結ぶ
4.ただし、力量が不足しているからという理由で、その事務所のレッスンを受けることになる。
5.レッスンは有料だが、仕事を紹介するので、そこで得たお金で払えば、自分のお金を払う必要はないので、レッスンしながら小遣いも得られる、などと言われる。
6.契約期間が定められており、タレント都合での解約は違約金(〇〇万円)を支払わなければならない。事務所の移籍も、許可がなければできない。
7.この契約書は顧問弁護士が作成したものだから不正な要素はないと説明される。
・・・・
などとなります。

こうやって、興味があってただ説明を聞きに行っただけなのに、所属タレントとして契約し、有料レッスンを受ける義務が発生してしまいます。
違約金もあるので、やめられません。
弁護士という言葉を使うのも、相手の作戦なのです、本当かどうかわかりません。

こうして、レッスン料を支払うために、言われた仕事を受けざるをえなくなります。

言われた仕事が遠方での雑誌の写真撮影なら、行きますか?
遠方の撮影場所で、グラビア撮影なら、しますか?
そのグラビアが水着ならしますか?
そのグラビアがヌードならしますか?
知らない場所で、知らない人たちに囲まれ、言われた事をことわれますか?
その場所から、逃げ出すことはできますか?
そして次に・・・

おかしいと思ったら

ごめんね。脅したいわけじゃないし、夢を持つのが悪いことだと言いたいわけじゃないんです。
夢をあきらめる必要はありません。
でも、大人の世界は危険もあります。
だから、せっかくこの記事を読んでくれた人には、被害にあってほしくないのです。

なんだかね、こんな話になると、いつの間にか自分も、学校の先生のような、口うるさい親のようなことを言うようになったと感じますね。
たまたま私が、具体的に大きな被害にあわなかったからで、今になって思い起こせば、そうした危険の近くにはいたのだと思うからです。

仲間にも、後輩にも、生徒さんたちにも、安全な世界で、将来に向けて、本気で楽しく努力してほしいのです。
前に書いたように、中学1年生の頃知り合った子が、子供の頃からの夢のステージに立てたのです。みんな、そうなってほしいよね。

おかしいと思ったら、同じ年頃の友達ではなくて、専門家の事務所にメールしてみるのもいいかもしれません。
無料でアドバイスもらえるかもしれませんよ。

まとめQ&A

Q1: ステージの仕事を目指す若い人が、悪い大人に騙されないようにするためにはどのような注意が必要ですか?
A1: 悪意のある大人に騙されないためには、以下の点に注意しましょう。
 ・知らない人からの急なオファーや勧誘には注意を持ちましょう。
 ・プロの意見を聞くために信頼できる大人は、いたほうが良いです。
 ・契約及び仕事に関する文書は、必ず内容を確認し、理解した上で同意・同意しましょう。
 ・金銭の支払いや個人情報の提供には慎重になります。
 ・直感や不安を感じた場合は、無理をせずに断る勇気を持ちましょう。

Q2: 契約を急がされると断りにくいのですが、どうしましょうか?
A2: タレントスカウトに限らず、相手を急がせたり、考える時間を与えないようにするのは、悪いビジネスのよくある手段です。実績のない新人をそれほど急いで契約する理由は本来ないはずです。

Q3: 契約書を見る時に特に注意することはありますか?
A3: 契約書は最初の部分よりも、終わりの方、または、小さい字で書かれているところ、特約事項などとして付け加えているところを特に注意してみましょう。落とし穴があるのは、こんな場所が多いはずです。

 


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