見出し画像

本が読めなかったらいふが感動して最後まで読んだおすすめ本②


おすすめ本の2冊目は、、、
2023年 - 『極楽征夷大将軍』で第169回直木三十五賞受賞を受賞した垣根涼介さんの小説です!

ワイルド・ソウル (上・下)/垣根 涼介 (新潮文庫)

ワイルド・ソウルは2004年に書かれた垣根さんの代表作で、
第6回大藪春彦賞受賞第25回吉川英治文学新人賞受賞第57回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞しています。

垣根 涼介さんの本はすべて読んでいますが、この小説は、垣根作品でも一番面白いと個人的には思っています。
作者は車とバイク好きで有名ですが、いくつかの小説の中にはマニアックな車が多数出てきて、ものすごく臨場感がある描写がされています。
作品によってはマニアックすぎて車好きの方でないとおもしろさがわからない部分もあります(笑)
しかし、車好きの方が読むとより一層楽しめる作品だと思います。
自分も車が好きでサーキットでレースをしていたこともある為、車のシーンは何度も読み返し心が高ぶる感覚になったのを鮮明に覚えています。


垣根 涼介とは、(かきね りょうすけ、1966年4月27日 -)日本の小説家。
長崎県諫早市生まれ。長崎県立諫早高等学校、筑波大学第二学群人間学類卒
2000年のデビュー作品である『午前三時のルースター』で第17回サントリーミステリー大賞(大賞・読者賞)受賞
数々の賞を受賞使用してきましたが、2023年に『極楽征夷大将軍』で第169回直木三十五賞受賞しています。 『ウィキペディア(Wikipedia)』


文字で車の感覚を表現できている小説ってあまりで出会ったことがないのですが本当にすごいなぁ~って感じました。
映画でも車のシーンって何かいまいちって感じがする作品が多いと思います。
やはり作者が車好きでなければこんな描写はできなかったと思います。

物語はプロローグからはじまり過去のシーンからはじまるので読み始めはちょっと展開のスピードはありませんので淡々と物語のベースとなる説明となります。
この部分さえ乗り切れば、現在に設定が変わると上下巻2巻もあるのに読んでいて中だるみが一切なく展開とスピード感があり一気におもしろさが突き抜けていきます!
自分の妹にも『 おもしろい小説ない? 』って聞かれて車に興味のない人ですがおすすめしてみると、『 この小説おもしろいね! 』って素で感想を言われるような誰にでもおすすめできる作品なんだと思います。

垣根 涼介さんの本はすべて読んでいますが、作品に応じておもしろさが全然違う作品が多いです。
大体このジャンルか得意だなぁ~っていう作者は舞台を変えて構成はほぼ同じっていう作品がいくつもあったりしますが、垣根作品は各小説の視点がまるっきり違う作品が多くその作品がまたそれぞれ結構おもしろいのです。
自分は個人的に大好きな作家さんのベスト3を上げるとすれば、間違いなく垣根涼介さんがベスト3に入る大好きな作家さんです。

ぜひ車好きの方はもちろん、最近読書でおもしろさを味わえていなく物足りない日々を送っている人は読んでいただきたい小説の1冊です!

購入はこちら

中古の本でもいいならamazonで200円~販売していますよ。

おすすめ本はマガジンにまとめていますので、お時間ある方は読んでください!よろしくお願いいたします。
本が読めなかったらいふが感動して最後まで読んだおすすめ本マガジン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?サポートをいただけた場合は、クリエイターとしての活動費に使わせていただきたいと思います!