見出し画像

第27話 過去との遭遇

過去との遭遇


ハジメは神社で過去に触れる。

不思議な体験

巫女はハジメに、神社の歴史とその重要性について話し始めた。

彼女は、この神社が輪廻と魂の転生に深く関わっていると説明した。

ハジメ:この場所は…

ハジメ:…どこか懐かしいような気がする

ハジメ:この神社は一体…

巫女:ふふっ…

巫女:この神社は、古代から魂の転生を見守ってきました

巫女:あなたの魂も、ここで多くの時を過ごしました

ハジメ:僕の魂が…?

ハジメ:この場所で…?

タマ:みゃうみゃ…

巫女:どうぞ、こちらへ

巫女は祠の中にハジメを招き入れ、そこにある大きな天球を見せた。

その天球には、ハジメが夢で見た紋章と似たようものが刻まれていた。

神社にある天球

ハジメ:なにか見覚えが…

ハジメ:この模様は…

ハジメ:…あの紋章では!?

タマ:みゃあ!!

巫女:ご名答ね!

巫女:この天球は、あなたの魂の旅路を記しています

巫女:この紋章は、あなたの運命を象徴しています

ハジメ:どうして、あの紋章が…

ハジメ:…この天球に?

タマ:みゃうみゃ?

巫女:話せば長くなる…

巫女:今はこの天球と対話するがよい

ハジメ:この天球と対話?

ハジメ:……!?

ハジメ:天球から何かを感じる…

ハジメ:不思議な感覚だ…

タマ:みゃあ…

巫女:ふふっ…

ハジメ:あ…あの…これ…

ハジメ:触ってみてもいいですか?

巫女:……

巫女:…構わん…好きにするがよい

タマ:…みゃあ…

ハジメ:……!?

ハジメの右手と天球が触れたその瞬間、青白い静電気のようなものが発生した。

ビリビリとした感覚はなく、本人さえ気づかない程度の小さなビリビリだった。

そして彼の右手と天球が重なると同時に不思議な感覚に包まれた。

神社の終わり

ナビ:If(イフ)…もしも…

あのときの真実

彼の脳裏に、過去の記憶や未来のビジョンが次々と映し出された。

過去の記憶が蘇り、あのときの真実が暴かれる。

あのときの事故01

ハジメ:…なっ…ここは…

ハジメ:…事故現場か?

ハジメ:…酷い

ハジメ:な…なんだ…

ハジメ:ど…どうして?

ハジメ:…僕を?

ハジメ:あ…あの子は…

ハジメ:……

タマ:…みゃあ…

巫女:まだ…早すぎたか…

ハジメ:……!?

ハジメ:…そ…そんな…

巫女:もう”時間”はないの…

ハジメ:うわあああ!!

ハジメ:嫌だああああ!!

タマ:みゃああ!!

巫女:荒治療だけど我慢して…

巫女:…耐えるのよ、ハジメ君!

ハジメ:そんなあああ嫌だあああ…

「あのとき」の衝撃的な光景を目の当たりにしたハジメ。

彼は驚愕の真実に言葉を失う。

彼を心配そうに見守るタマと巫女の二人。

ハジメの決心

彼は何かを受け止め決心したのか、重い口を開いた。

ハジメ:…そういうことか

ハジメ:これが、僕が生きている理由

タマ:…みゃあ…

巫女:さぁ…どっちなの…

ハジメ:何が、選ばれし者だ…

ハジメ:絶対に許さないぞ「過去の俺」

タマ:みゃう!?

巫女:ふふっ…

巫女:上手くいったようね…

ハジメ:絶対に…真実を突き止める!

ハジメ:僕を選んだことを…後悔させてやる

ハジメは何かを知り、何かを決心する。

ハジメの冒険


ハジメは過去の記憶に触れ、あのときの真実を知り何かを決心したようだ。

天球に記された過去の記憶とは一体何なのか?

そしてあのときの真実とは一体…。

彼は巫女に感謝し、タマと共に神社を後にした。

巫女:あなたの冒険はまだ始まったばかり

巫女:魂の真実を見つけ出してください

ハジメ:ありがとう、巫女さん

ハジメ:僕は必ず真実を見つけます

ハジメ:いこう、タマ!

タマ:みゃう!

ハジメの顔は決意に満ちた大人の顔へと変貌していた。

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?