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育児日記(産後ケア)

こんにちは。元左利きの私です。
3月に2人目の赤ちゃんを出産しました。
今回は産後ケアについて書こうと思います。
我が家は今、産後すぐから、産後ドゥーラさんに週1、2回くらいのペースで来ていただいています。
そのおかげで第一子の時とよりも心穏やかな産後の生活を送ることが出来ています。

これから出産される方や、パートナーが出産を予定している方などが、産後ケアを検討する参考になればとても嬉しいです。
 

1.産後ケアを考えたきっかけ

なぜ、第1子では利用しなかった産後ケアを第2子で利用しようと思ったかというと、「第1子の産後がしんどすぎたから」です。

第1子出産時の状況はというと
・夫は単身赴任
・産後の手伝いは実母・義母が交代
という感じでした。

 第1子出産後、夫は2週間程度帰って来たものの、育児の経験もない状態で、意思疎通もできない新生児のお世話に戸惑って、なかなか積極的に育児にかかわる感じではなく、その後も1か月に2回程度週末に帰宅するのみでした。
 では実母・義母はというと、いろいろお世話してくれるものの、私が、遠慮してしまい、お願いしたいことを言えずでした。親族とはいえ何かと気を使い、助けてもらったはずなのにすごく産後疲れてしまいました。
 あれから7年、親も高齢になってきたし、気も使うし、今回は産後ケアをプロにお願いした方が楽だなと思い至りました。

2.産後ケアあれこれ

 産後ケアは、主に宿泊型とデイケア型に分かれています。
・宿泊型…病院に併設、産後院として専門に産後ケアのみを行っている施設。最近は東京都内のホテルの産後ケアプランも有り。

・デイケア型…産後ドゥーラさんに自宅に来てもらい、赤ちゃんのお世話から家事までお手伝いしてもらうもの。各自治体に日中利用できる産後ケア施設がある。自治体によっては産前産後の家事サポートをリーズナブルな価格で利用できるサービスも。

3.我が家の選んだ産後ケア

 私は職場の友人が何人か産後院を利用したため、当初は出産予定の病院でそのまま産後ケアを1週間くらいお願いしようかと思っていました。が、
・住んでいる自治体では宿泊型の産後ケアへの助成がなく、料金が1日3万円(1泊2日で6万円)程度かかること
・コロナ禍で、面会が出来ないため、宿泊型だとお産から2週間程度上の子と会えないこと
から、デイケア型で考えることにしました。
 そこでまず、自治体の助成するデイケア型産後ケアをまずチェックしました。利用方法としては
・前月に申込み
・施設まで自分で通う
というものでしたが、これも産後すぐの身体で、タクシーに乗ってその施設に行くことは体力的にキツイので選択肢から外しました。
 
 次にベビーシッター会社の産後ケアと、ドゥーラ協会の産後ケアをチェックしました。
 宿泊型や、わざわざ産後赤ちゃん連れで施設に通うことを考えると、やはり自宅にドゥーラさんに来ていただくのが我が家には合っていそうと思い、我が家の産後ケアは自宅に週2,3回来て育児家事をお手伝いいただくことに決めました。
 

4.産後ドゥーラさん探し

 産後ドゥーラさんに産後ケアに来てもらうと決め、まず出産予定日前後にスケジュールの空いているドゥーラさんを探すことにしました。
大手ベビーシッター会社は、入会金が必要なところもあるため、まずはもともと登録していたシッター会社(登録無料)で産後ドゥーラさんにご連絡したにですが、なかなか出産日前後に来てもらえる方が見つかりませんでした。
5人目くらいで、「毎日は無理ですが週2,3回なら」とおっしゃって下さる方が見つかりました。
 産後、自分がどれくらい動けるかわからなかったので、そのドゥーラさんが来れない日にお願いできるよう、大手ベビーシッター会社の産後ケア資料も取り寄せました。そうすると産後ケアのみなら入会金が不要なところが見つかり、そこにも登録。なんとか産後少しゆっくり過ごせる目処がつきました。

5.産後ケア利用の流れ

 次は産後ケアをお願いするまでの流れです。
我が家は、産前の夫婦が揃っている日に、ドゥーラさんと事前面談をしました。産後スムーズにケアが出来るよう、
・掃除用具や調味料・調理器具などの場所の確認
・産後優先してやってもらいたいこと
などをお伝えするためです。

初めての産後ケアなので、何をどうお願いしていいか…と思ったのですが、ドゥーラさんがよくご存じで、
例えば
・トイレ掃除やお風呂掃除、リビングの掃除など掃除を優先
・食事の準備、作り置きを優先
・赤ちゃんのお世話をお願いしてママの休息を優先

など、なんでもやりますから、何を優先したいか言ってくださいね。
といった具合に、ご提案もしてくださいます。
 我が家は同じ時期に来てもらえる方が一人しかいなかったのですが、もし複数いらっしゃる場合は、事前の顔合わせを複数の方として一番合う方にお願いするのが良いと思います。
 そして、出産前に何度かメールやLINEでやり取りし出産の日を迎えました。
 私の出産が遅れたので、「まだ生まれないんです…」「二人目でも遅れるってよくあることですよ、ゆっくり待ちましょうね。大丈夫よ。」といった感じにやり取りしていました。予定日を過ぎると妊婦さん本人も不安なのですが、親から「まだ生まれないの?」って言われたりしてさらに不安になることがあります。私もまさにそうでした。でもドゥーラさんだと不安な気持ちをそのまま言えて、私は、産前から私は支えてもらえたと感じています。
 
 産後は入院先の病院からいつから来てもらいたいかを伝え、産後ケアがスタートしました。

5.産後ケアで心身ともに回復

 ここからは産後ケアを利用しての感想を書きます。
産後ケア、自治体や会社の補助がないと、一時的とはいえお金がまあまあかかります。ベビーシッターよりも高く1時間3000円〜が相場かと思います。
ですが、産後身体が辛いところ、食事の準備、洗濯、掃除などの家事や、赤ちゃんの沐浴、おむつ替え、ミルクなど、夜中の寝かしつけなど、自分一人では身体がもちません。
それが、ドゥーラさんが来てくださっている時は、全部お願いして休息が取れ、家族や自分の食事の心配をしなくて良いのは、身体はもちろん心が休まります。

また、たくさんの赤ちゃんやママをケアされてきた経験から、抱っこ紐・スリング、授乳服の情報もとっても豊富です。私は、おすすめ抱っこ紐や便利グッズなどを聞いて、購入しましたが、色々検索する手間も省けてとっても助かりました。

 産後ドゥーラさんに来ていただくと家事全般をお願いできますし、来てくださっている間、自分の要望に合わせて育児のお手伝いもしてくれます。
 夜睡眠がとれていないから少し寝たいなら、来てくれている間ずっと赤ちゃんを見ていてくれます。
 授乳だけは自分でしたい場合は、授乳の時だけ声をかけてくれます。授乳が終われば、げっぷを出すのもおむつ替えもやってくれ、授乳の時以外は寝て居られます。
 産後ケアに来てもらって、産後の身体にはやっぱり休養が必要だと強く思いました。そしてユックリ休めればそのあとまた育児を頑張ることが出来ます。
 生まれたばかりの赤ちゃんのお世話でうまくいかないことも聞いてもらい、アドバイスをもらったり共感してもらえることで心も少し落ち着きます。
 核家族化で、家には赤ちゃんと自分だけ、もしくは赤ちゃんと上の子と自分だけというママも多いと思います。息が詰まるのは当然ですよね。
 産後ケアだけじゃなくベビーシッターも家事のお手伝いも、もっと利用しやすい環境になればいいなと思います。

産後ケアのハードル

 産後ケアを利用するにあたって、ハードルが高いと感じる人もまだまだ多いと思います。
 日本は、他人が家の中に入るのにとても抵抗がありますよね。来客がある場合は家の中を片づけて掃除してから迎えたいと思います。私もそうでした。(今でもそうです。)
 産後ケアやベビーシッターをお願いする場合、家事のお手伝いや赤ちゃんのお世話御お願いすることになるので、何がどこにあるのか、何をしてもらいたいかを事前に伝える必要があります。
 それを億劫に感じたり、抵抗を感じる人が結構いるのではないかと思います。産前の事前面談の前は私もそれは感じていました。
でも、それは大抵1、2回で終わりです。事前面談と産後初めてのケアの日くらいで、それ以降はもう本当に「産後ケアってありがたい」と思うことばかりです。
 少し抵抗があっても、そのあとが楽だから、是非産後ケア、これから出産を予定している方は選択肢に入れてほしいなと思います。

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