【まとめ】 英語学習を楽しくするアイディア
英語学習には、さまざまな方法があふれています。
その中にはシャドーイングやディクテーションをはじめ、効果的な学習もありますが、「楽しいかどうか?」といわれると正直微妙なところ。
継続するための「楽しさの重要性」は語り尽くされている感がありますが、たしかに、「英語学習を楽しんでいたら、いつの間にか英語が身についていた」というのが理想ではないでしょうか。
そんな、英語学習を「楽しくするためのアイディア」をいくつか紹介したいと思います。
キャラクター設定
英語学習は、「英語版の自分をつくる」作業です。
そう考えると、英語学習の目標は「目指すべき人になる」こと。
そこで重要になるのが、目指すべき英語版の自分のキャラクター(人格)を考え出すことで、そのキャラクターが目指すべき目標となります。
こうしてキャラクター設定をすることは、「TOEICやTOEFLの点数を目標に設定する」ことを防ぐことができます。
TOEICやTOEFLの点数は、あくまでも英語版の自分をつくりあげる手段であり、目的にはなりえません。
キャラクターの設定に役立つのが、好きな俳優が演じている映画やドラマ、著名人の動画。
さらに、このキャラクター設定は、将来のイメージを描くために、自分が目指す仕事に近い人が参考になります。
たとえば起業家やプログラマーを目指しており、アメリカの英語を学びたいなら「Silicon Valley」が挙げられます。
ちなみにぼくは、プログラマーを目指しているのですが、皮肉屋で、本質しか語らない、ベネディクト・カンバーバッチが演じるシャーロック・ホームズを英語版の自分が目指すべきキャラクターにしています。
アテレコ
アテレコとは、好きな映画やドラマ、TEDなどから2-3分ほどのシーンを選び、出演者が言っていることのマネをして、出演者の声の代わりに、自分の声を吹き込むことです。
どれだけ本物と似せれるかが楽しく、リスニングと発音、スピーキングも鍛えることができます。
動画の編集が面倒だと思われるかもしれませんが、意外と簡単に行うことができます。
ここではiPhoneを使った方法を紹介します。
まずは、アテレコする動画を、iPhoneの画面録画(スクリーンレコーディング)の機能を使って録画。
次に、iMovieというApple純正の無料アプリを使い、動画の不要な部分を切り取り、動画の音声を無声にします。
そして、自分の声をiMovie内か、別のアプリで録音し、iMovieの動画にあわせるだけ。
コメディドラマを教材に使う
コメディドラマは見ていて飽きないため、語学学習にぴったり。
大体のコメディドラマが、1話あたり大体30以内なのもちょうどいい長さです。
そしてさらに良いのが、その国のジョークもあわせて学ぶことができること。
人を笑わせることは、人間関係をつくるうえでも非常に重要なスキルとなるので、場面にあわせてジョークをいえるようになると、その文化に溶け込むのがグッと楽になります。
アメリカのコメディなら「The Office」、「Brooklyn Nine-Nine」、イギリスなら「The Inbetweeners」や「The IT Crowd」がおすすめです。
子供用の教材で学ぶ
子供用だからといって、あなどれません。
わかりやすく、そして、子供たちが飽きないように工夫がしてあるので、動画の質が高く、英語で何かを学ぶことにも使えます。
MIT+K12 Videos
MIT+K12 Videosは、MITの学生が、小中高生に向けてつくった動画シリーズ。
気軽にSTEM分野について学ぶことができます。
TED Education
TEDの教育コンテンツで、5分ほどでさまざまなものの仕組みを解説してくれます。
単語、文法学習の「自分ごと化」
学んだ単語や文法は、使わなければ、覚えることができません。
ですので、出てきた単語や文法を使って、自己紹介に使えそうな文を考えたり、大学生や社会人ならば、自分のCV(履歴書)の文を作ってみることで、「自分ごと化」することができます。
もちろん、自分の人生と関わりの薄い単語もあるでしょう。
その場合は、出てきた単語や文法で、ミニ小説を作ってみるなどの創作や、できるかぎり卑猥やバイオレンスな文を作るという方法もあります。
卑猥やバイオレンスな文を考える理由は、不謹慎なほうが、脳が覚えやすいからです。
参考にした本
上記のアイディアの一部は『英語ネイティブ脳みそのつくりかた』から参考にしました。
とても良い本で、書評も別の記事に書いています。
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