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【オススメ本】松岡正剛さんの著作から三冊をえらんでみた:読書体験を深めるための羅針盤

先日、惜しくもこの世を去られた松岡正剛さん。

彼の名前は、読書好きであれば、一度は目にしたことがあるかもしれません。

彼は独自の視点と深い洞察で、おおくの読者に影響を与えた思想家であり、編集者でした。

昨日は、松岡さんがオススメしていた本で、個人的に手放せない本になった三冊をご紹介しました。(リンクはこちら

今回は、松岡さん自信が著作のなかから、オススメの三冊の本を紹介したいと思います。


1. 『日本文化の核心』:日本人の心の奥底を探る旅

この本は、日本文化の根底にあるものを、独自の視点で深く掘り下げた一冊。

「わび・さび」「数寄」「まねび」といった、日本人にとって馴染み深い言葉の意味を、歴史や文化的な背景と結びつけながら丁寧に解説してくれます。

たとえば、「お米」一つとっても、単なる食べ物ではなく、日本人の生活や思想に深く根ざした存在であることを教えてくれます。

また、日本文化が「小さなもの」を愛でる傾向にあることや、その背景にある理由もくわしく解説されています。

この本を読むことで、ぼくたちが普段何気なく感じている「日本らしさ」が、じつは奥深く、多層的なものであることを実感できます。

日本文化に興味がある人だけでなく、日本人としてのアイデンティティを深く探求したい人にもオススメです。

2. 『多読術』:読書を深めるための秘訣

「多読術」というタイトルから、単なる読書のハウツー本を想像するかもしれません。

しかしこの本は、たんなる読書のテクニックだけでなく、読書そのものの意味や意義を深く考察した一冊。

読書を「著者と読者とのコラボレーション」ととらえ、そのなかで編集が果たす役割の重要性を強調しています。

つまり、読者は単に文章を読むだけでなく、自らも文章を編集し、新たな意味を見出すことができるというのです。

この本を読むことで、私たちは、単に文字を追うだけでなく、文章の行間を読み取り、著者と対話するように読書をする一歩を踏み出せます。

読書の楽しみ方が大きく広がる、そんな一冊です。

3. 『松岡正剛の書棚: 松丸本舗の挑戦』:知的好奇心を刺激する書物たち

この本は、松岡さんが手がけた実験的な書店「松丸本舗」の本棚に並んでいた書籍を紹介したものです。

たんなる書評集ではなく、まるで本棚そのものを再現したかのような、独特の構成が特徴。

「遠くから届く声」「猫と量子が見ている」「脳と心の編集学校」など、興味深い切り口のテーマでまとめられています。

この本の並び方を見るだけでも面白く、おおくの気づきや発見があります。

本書はムック本なので、雑誌のように写真が豊富なのもポイント。

パラパラめくるだけでも知的な刺激を得ることができ、いままで知らなかったおもしろい本との出会うことができます。

まとめ

以上、松岡正剛さんの著書の中から、ぼくにとってとくに印象に残った三冊を紹介しました。

これらの本は、単に知識を与えるだけでなく、読者に思考のきっかけを与え、読書の楽しさを教えてくれます。

また、文章の奥底に隠された意味を読み解き、著者と対話するように読書をすることができるようになるでしょう。

きっと、あなたの読書体験を豊かにしてくれるはずです。

今後は、現在30冊でている千夜千冊エディションにも手を出していきたいです。

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