【知的生産術】Obsidianでスマートなブログ執筆
最近、ぼくは「Obsidian」というツールを使い始めました。
これがまるで魔法のようなもの!
以前にも、「講義ノートや読書メモをとるときに、スクショを貼ってサクサクとインプットするのに最適」とご紹介しました。
今回は、じっさいにブログを書く際に、「Obsidian」をどのように活用しているかを具体的にご紹介します。
ベースの思想として参考にしているのは、ドイツ生まれの知的生産術「ツェッテルカステン(Zettelkasten)」です。
➀ 収集
日中は、プラグイン「Obsidian Memos」を使って、「デイリーノート」にツイッター形式で「学びや気づき」を書き込んでいきます。
わざわざ「Obsidian Memos」を使う理由は、「書き込む場所を固定できる」からです。
思いつきや学びをすぐに書きたいときに、書く場所をあらかじめきめていても、そこまでにたどりつくのに1ステップかかってしまいます。
たとえば、たとえば「デイリーノート」に書くと決めていても、「デイリーノート」を開き、そのなかでどこに書くのかを決め、その場所に移動しなければなりません。
「Obsidian Memos」をつかえば、あらかじめ用意されている「入力枠」のなかにただ書き込めばいいので、書く場所にたどりつくための1ステップが不要となります。
これによって日々のアウトプットが手軽にでき、あとで振り返ることが容易になりました。
また、講義や読書といった「構造を持った、まとまりのあるインプット」は別のノートに1ページにまとめます。
これによって情報が1箇所に整理され、後々の活用がしやすくなります。
② 分解・つなげる
夜になると、その日に学んだこと(➀)を、「ひとつのアイディアに分解」し、「自分の言葉」でまとめて、他のノートと「リンク」させる作業を行います。
ただし、アイディアが多すぎると継続することができません。
ですので、デイリーノートと読書(講義)ノートからそれぞれ、「もっとも重要な3つ」だけを抜き出すことにしています。
このように、あらかじめ上限を設定することによって精神的な負担をすくなくし、アイディアの整理をスムーズに進めることができます。
③ 展開
夜中には、まずは1つだけテーマを決めます。
それは、「②のうちのどれか」か、「➀をしている間にわいてきた疑問」から選びます。
そして、なぜそのアイディアが重要なのか、それに関連することは何かをあぶりだすために、「なぜ?」、「それで?」、「類似」、「対比」といった4つの視点から展開。
さいごに、それらの展開を見返して、整理することによってブログ記事にできないかを試みます。
このプロセスによって、単なる情報の蓄積から、深い理解とアウトプットへとつなげることができます。
おわりに
Obsidianは知的生産のプロセスを効率的にすすめるためのすばらしいツールです。
それは情報を収集し、それを分解・つなげて新たなアイデアを生み出し、それをさらに展開するのに最適。
「ツェッテルカステン」の思想を取り入れ、情報の有機的なつながりを作りだすことによって、新たな視点が広がり、深い理解が生まれます。
じつは「ツェッテルカステン」は、本来は論文や本といった、比較的ながい文章を執筆するためのツールとして使用できるのですが、今回は「1つのブログ記事」作成にフォーカスしました。
(ながい文章を書くさいの使い方はいずれ紹介できたらと思います。)
ぼくのブログライティングのプロセスが、あなたの参考になれば幸いです。
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