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「もの足らなさ」が継続のカギ:ツァイガルニク効果

みなさん、こんにちは。

みなさんは、何かを続けるのが苦手なことはないですか?

ぼくは、新しいことを始めると、最初は熱中して取り組むんですが、すぐに飽きてしまうことがあります。

でも、最近あることに気づきました。

それは、「もの足らなさ」こそが、継続のカギということです。


ヘミングウェイの文章術:中途半端なところで書きやめる

武器よさらば』で有名な小説家・ヘミングウェイ。

彼は文章を書くときに、あえて「中途半端なところで書きやめる」という方法を使っていたそう。

そうすることで、次の日どこから書きはじめればいいか分かり、書くのが楽になっていました。

つまり、「もの足らなさ」が、続ける力になるということです。

これは文章だけでなく、他のことにも通じる考え方。

途中でやめることで、次にやるときのモチベーションを保ち、継続しやすくなります。

ツァイガルニク効果

この「もの足らなさが継続に役立つ」という考え方は、じつは心理学で「ツァイガルニク効果」と呼ばれています。

(『あなたの脳のしつけ方』という本を読んで知りました。)

これは、完了したタスクよりも、「未完了のタスク」の方が記憶に残る、人間の特性をあらわしています。

そして、あとになって、また続きをやりたくなるという傾向も。

つまり、未完了のものは、ぼくたちの脳にとって気になる存在で、それを解決するために行動しようとします。

このことから、何かを中途半端な状態で放置しておくことは、それをつづけるための助けになると言えます。

語学学習:毎日10時間はつづかない

以前、ぼくはフランス語を学んでいたのですが、大失敗してしまいました。

それは、毎日10時間勉強し、3か月で日常生活に支障がないレベル(DELF B2レベル)を目指すというチャレンジ。

毎日長時間の語学学習は脳への負担がおおきく、すぐに集中力が切れてしまい、10時間も続きませんでした。

たまたま10時間の学習ができても、次の日は勉強がイヤになり、まったく勉強しなくなってしまうことも。

「キリが悪いところで締めくくること」を取り入れていたら、もっと違った結果になっていたのではと思います。

現在はドイツ語に取り組んでおり、フランス語の教訓を活かし、毎日30分だけ学習し、毎日物足りなさを感じるようにしています。

そうすることで翌日も勉強したくなっています。

まとめ

以上、「もの足らなさ」は意外と大切だということがわかりました。

むしろ、「もの足らなさ」は継続のカギといえます。

ヘミングウェイのように中途半端な状態でやめることで、次にやるときのモチベーションを保つことが可能。

ぼくも、この「もの足らなさ」を活用して、いろいろなことに挑戦していきたいと思っています。

みなさんも、ぜひ試してみてください!

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