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【日本人にピッタリ】自分らしさを解き放つ『物語思考』で、理想の未来をデザイン

キャリアプランに悩んでいる人、なんとなくモヤモヤを抱えている人にピッタリなのが、けんすうさんが書いた『物語思考』。

本書では、まるで物語の主人公のように、自分の理想の未来を描き、それを実現していくための方法が紹介されています。

本書のユニークな方法をつかえば、自分がなりたい「キャラクター」を設定し、そのキャラクターの行動を具体的にイメージすることで、主体的にキャリアを築いていくことができるようになります。

今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介します。


1. 道を究める:日本人のキャリア観

欧米では、神から与えられた使命を達成するために手段を選ばないという考え方があります。

中国でも、天からの使命を達成することが重要だと考えられています。

これらに対して、日本には「道」という言葉があります。

茶道や武道など、日本の伝統芸能は「道」と呼ばれるものがおおく存在。

これは、ゴールすること自体よりも、過程を重視する日本人の価値観を表しています。

また日本人は、SNSで複数のアカウントを持ち、一つのキャラクターに縛られず、さまざまな自分を表現したいという心理を持っています。

ガンダムのように、ロボットの中に人が入って操作するのも、日本的な考え方。

このように、日本人は「過程を大事にする」傾向があるのと同時に、「自分のキャラクターある程度自在に変えることができる」という特徴があります。

これらの特徴から導き出されるのは、日本人にあったやり方はキャラクターファーストというもの。

まずは理想のキャラクターを設定し、そのキャラクターになりきって行動することで道を切り開いていくというものです。

2. キャラクター作り:理想の自分を見つける

上記で見てきたように、日本人がキャリアを考える上で大切なのは、自分がどのようなキャラクターになりたいかを明確にすること。

そのたまにはまず、自分がなりたい状態をリストアップしてみましょう。

具体的には、10年後にこうなっていたいという理想的な状況を100個リストアップします。

そして、その状態に近い「現役の人」を見つけて、その人の言動や行動を参考にします。

また、理想的な状況に近くはないのだけど、なんだかあこがれているという人もピックアップ。

まとめると以下をリストアップします。

・10年後になりたい状態100個(「こうはなりたくない」もアリ)
・理想状態に近い現役の人
・理想状態に近いわけではないけど、あこがれている人

これらを以下のように抽象的に行き来して「10年後になりたい状態に近くづくための要素・性質」をリストアップします。

・理想状態に近い現役の人の持っている要素・性質で、10年後になりたい状態に近くづくのに重要なものは何か?
・あこがれの人が持っている要素・性質で、10年後になりたい状態に近くづくのに参考になりそうなものは何か?

こうすることで、やりたいことを実現するのに最適なキャラクターの原型をつくることができます。

また、キャラクターを考える際には、以下の4つの要素を意識すると良いでしょう。

  • 求めるもの:自分が何を求めているのか

  • 動き:その目標を達成するためにどのような行動をするのか

  • 障害:どのような障害が考えられるのか

  • 選択:障害をどのように乗り越えるのか

そのキャラクターがどのような行動をするのか、どのような話し方をするのかを具体的に想像してみましょう。

3. キャラを行動させる:理想の自分を実現する

キャラクターは、行動することによっても生まれてきます。

まず、上記で設定した、自分がなりたいキャラクターの行動を、実際にしてみましょう。

行動する際には、以下のポイントを意識するとグッドです。

  • 話し方をリアルに想像する:そのキャラクターがどのような話し方をするのか

  • シーン別に行動を考える:どのような状況でどのような行動をするのか

また、キャラクターが「最高に生きる環境」を作ることも重要です。

理想のキャラクターがいるコミュニティに入ったり、つながりたい人のお客さんになってみたりすることで、キャラクターをより強固にできます。

まとめ

物語思考』は、日本人に合ったキャリアの考え方として参考になる一冊。

本書で紹介されている「物語思考」を実践することで、自分にとって理想のキャリアを実現することができるはず。

本書は、キャリアに悩んでいる人だけでなく、自分の人生をより充実させたいと思っている人にもオススメ。

久々にまともな自己啓発・キャリア論の本を読んだ気がします。

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