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子どもは、つくらない

少子高齢化がすすむ日本。

経済成長もないので給料もあがらず、ささえあいのコミュニティーも崩壊した現代。

「子どもがほしいけど、いまはつくれない」というカップルも多いはず。

しかし、ぼくはむしろ積極的に「子どもをつくらない」ことを選択しています。

この記事では、「子どもをつくらない」ことを選んだ、ぼく自身の考えをまとめてみたいと思います。


自分のやりたいことを優先したい

人間はざっくりと、二種類の人に分けれるかと思います。

それは、人生において、やりたいことを明確に持っている人と、そうでない人。

そのどちらにもメリット・デメリットがあるので、どちらがいいとは言えません。

そして、やりたいことが明確であるならば、人生を充実させるために、自分のやりたいことを優先することが重要だと考えています。

しかし子どもがいると、責任が増え、自分の夢を追いかけることが難しくなります。

とくに世界レベルで活躍する人物は、子どもはいても、妻にまかせっきりの人物ばかり。

宮崎駿さんやアインシュタインしかりです。

彼らに育児をしているヒマはありません。

ぼくはわりと、人生でやりたいことが明確に決まっているほうです。

そして、凡人のぼくは人よりも何倍も時間をかけないと、一流にはいたれないと自覚しています。

優先順位を決めるというのは、「大事なもの以外は切り捨てる」ということ。

ですのでぼくは「子どもをつくる」という選択肢をすてることにしました。

子育てを想像するとゾッとする

子育ては大変ですが、子どもと触れ合う喜びもたくさんあるでしょう。

しかし、自分が子育てをしている姿を想像するとゾッとしてしまいます。

原体験は、エドワード・ゴーリーの『うろんな客』。

とある一家の生活の中に、ヘンな生き物が突然入り込んできて、それから家のものをメチャクチャにしていく… というストーリーです。

あとがきにて判明するのですが、「うろんな客」とはずばり、「子ども」のこと。

自分の時間や、大切にしていたモノがめちゃくちゃにされてしまうのは、耐えられません。

それに、子育てはすばらしい経験といわれることがありますが、実際には大変なこともたくさんあります。

赤ちゃんの泣き声や、学校の送り迎え、子育てにはさまざまなストレスが伴います。

また、子どもが成長するにつれて、教育や健康に対する悩みも増加。

これらの現実を考えると、子どもを持つことが果たして幸せなのか疑問に思うことがあります。

十分すぎるお金を持っているならばOK

アメリカのドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』では、貧しい一家と、裕福な一家が対照的に描かれています。

そこで衝撃をうけたのが、裕福な一家は、何人もの子どもを養子にもらい、一人の子どもにつき一人の「ナニー」をつけていたこと。

「ナニー」とは、育児と教育のスペシャリスト。

ナニーは依頼者の家にいき、保護者のかわりに子どものしつけや、世話をします。

保護者が不在のときに、一時的に子どもの世話をおこなう「ベビーシッター」とは格が違います。

これをみて、「自分のやりたいことを追求」しつつ、「子育ての大変さを大幅に軽減」させるには、「ナニー」を雇えるほどの十分なお金が必要なのだと気づきました。

まとめ

それぞれの人生において、どのように幸せを追求するかは個人の自由です。

子どもを持つことが幸せであれば良いですが、持たない選択もまた一つの道。

子どもは一生の宝物ともいわれますが、ぼくの人生において子どもを持つことが必ずしも幸せとはいえません。

両親に対して、孫の顔を見せることができないので、申し訳ない気持ちはあります。

しかし、たった一度きりの人生。

わがままに生きたいと思います。

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