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散歩の習慣をみにつけたいので、天才の散歩生活をまとめてみた

早朝の散歩は1日じゅう恩恵をもたらす。

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー.

とソローの名言ではじめてみましたが、
散歩の習慣がなかなか身につきません..

外にいこうかなとおもっても、「今日は寒いからいいや」、
「風邪ひくかもしれないからやめておこう」と、
行かないためのさまざまな理由が頭をよぎり、けっきょく家にステイ。

今日こそは!と勇んでも、結局うじうじと決断をさきのばしにし、
いつのまにか外がくらくなってしまいます。

なにかきっかけをと思い、
思いついたのが偉人達の散歩習慣をしらべること。

ミーハーなので、影響をうけやすいからです。

天才たちの日課』を中心にしらべてみると、
多くの偉人が散歩を愛好していたことがわかりました。

天才たちにとって、あたまを冴えわたらせるには、
散歩が欠かせなかったようです。

そのなかでもとくに興味深い、生活に「スタイル」を感じる3人の天才をピックアップしてみました。


ベートーベン「鉛筆と紙」

フルネームはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

みなさんご存じの作曲家です。

ベートーヴェンの朝は、コーヒーからスタート。

1杯のコーヒーにつき、
豆は必ず「60粒」でなければならなかったそうです。(60粒!!)

きっちりと正確に、豆を1粒ずつ数えることもよくあったといいます。

それから机で午後2時か3時まで仕事。

そして昼食後、のこりの時間のほとんどをウィーン周辺の散歩に費やしました。

彼の散歩のお供は、「鉛筆を1本」と「五線紙2、3枚」。

これらをいつもポケットに入れており、曲が思い浮かぶと書きつけたようです。

彼があたたかい時期により多くの曲をつくったことから、
散歩は作曲に役立ったことがわかります。

日暮れには居酒屋にいったり、友人と過ごしたりと、
夜は音楽の仕事はあまりしなかったようです。

そして、午後10時にはベッドに入っていたよう。

キルケゴール「インスピレーション」

デンマークの哲学者であるセーレン・キルケゴール。

彼にとって散歩はインスピレーションの源でした。

散歩中にアイデアがひらめくと大急ぎで机にもどり、
帽子も脱がず、杖や傘を手にし、立ったまま執筆を再開したそう。

彼の1日のスケジュールは、午前中に執筆し、午後はコペンハーゲンを散歩。

散歩からもどると、また夜まで執筆。

ベートーヴェンと同じく、彼には独特のコーヒーの飲み方がありました。

まずキルケゴールは、砂糖の袋をかたむけ、
コーヒーカップの中に、カップの縁よりも高い砂糖の山をつくります。

そこへ、とびきり濃いコーヒーを注ぎ入れて白い山をゆっくり溶かし、
一気に飲むのだそう。

カント「規則正しさ」

ドイツ人哲学者のイマヌエル・カント。

とくに40歳を過ぎてからの彼の人生は、規則正しさそのものでした。

カントはもともと骨格に先天的な欠陥があり虚弱体質。

そのため、すこしでも長生きできるように、生活に「画一性」を必要としました。

そんな彼の生活は、まずは午前5時に起き、執筆をして、11時まで大学の講義。

昼食を食べたあとは、散歩に出かけていました。

カントが玄関から出てくると、近所の人々が「ちょうど3時半だとわかった」というくらいすべての行動時間がきっちりと決まっていました。

そして、きっかり1時間の散歩。

散歩はかならず一人で行っていたそうです。

生まれ故郷の町からめったに外へ出ず、生涯独身を貫いたカント。

地元の大学で同じ教科を40年以上も教えました。

おわりに

キルケゴールは、なぜベートーベンのようにペンと紙をもって
散歩に行かなかったのか気になります。

でも、散歩にすこし興味がわいてきました。

インスピレーションを得るためと、日常に秩序をもたらすための散歩
というのが今回学んだことです。

今回とりあげれなかった印象的な偉人もいるので、
明日紹介したいと思います。

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