マガジンのカバー画像

【読む】本と映画のきろく

469
読んでおもしろかった本の書評をメインに、魅力的なストーリーを探求していきます。たまにですが、見て面白かった映画やドラマ、アニメといった映像もご紹介。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

「PLUTO」に酔いしれ、AIの発展に思いをはせる

2023年10月26日、NETFLIXで配信が開始されたアニメ「PLUTO」。 人間味あふれる美しいSF作品に…

ブックオフの魅力の秘密『ブックオフから考える: 「なんとなく」から生まれた文化のイ…

1か月に1度は利用しているブックオフ。 いまさらブックオフなしの生活は考えられず、引っ越し…

レビュー「『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた」

以前から気になっていたマルクスの『資本論』。 しかし岩波文庫の『資本論』は全9冊。 その…

レビュー『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないま…

ひさしぶりに一気読みさせる本と出会ったのでご紹介。 その名も『千葉からほとんど出ない引き…

『HUNTER×HUNTER』のゴンに学ぶ人間力

最近、アニメの『HUNTER×HUNTER』がNETFLIXで観ることができるようになったので、ついつい一…

レビュー『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』

会社員であることはもはやリスクである。 そんなことを言語化し、どうすればいいのかまでを描…

レビュー『なぜ古典を読むのか』

なぜ古典文学を読む必要があるのでしょうか? そんな質問にどストレートに答えてくれるのがイタロ・カルヴィーノのエッセイ集『なぜ古典を読むのか』という本。 本書は、現代の世界における古典文学の重要性とその価値についての深い考察を提供しています。 カルヴィーノは、さまざまな時代と文化からの古典的な文学作品が、彼らの時代や起源の境界を超えた不朽の価値を持っていると主張します。 なぜ古典を読むのか?最初の21ページまでが「なぜ古典を読むのか」というエッセイになっており、たとえば

レビュー『エチカ―倫理学』スピノザ

オランダの哲学者・スピノザによって17世紀に執筆された「エチカ」は、哲学的文学の中でもっと…

レビュー『功利主義者の読書術』

優れた読書家になるためには、優れた読書家に学ぶのが必要です。 あまたの読書家のなかで個人…

レビュー『これならわかる「カラマーゾフの兄弟」』

文学史上の傑作として読み継がれている『カラマーゾフの兄弟』。 同時に、同書は難解な書籍と…

ディストピア社会を生き抜くための「ハック」のススメ『裏道を行け』橘玲

現代社会は競争が激化し、生き抜くためには従来の方法だけでは通用しなくなっています。 そん…

戦略とリーダーシップのタイムレスな古典 - 『孫子』

時代や国をこえて、成功と卓越性を追求する読者を魅了してきた本といえば『孫子』。 『孫子』…

レビュー『ボディガード -守るべきもの-』

ひさびさに骨太なドラマを観ました! それが『ボディガード -守るべきもの-』です。 ストー…

レビュー『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』

2015年の作品と少し古いですが、気になっていたので視聴。 テレビアニメの『PSYCHO-PASS サイコパス』第二期のあとの話が描かれています。 ざっくりとストーリー紹介舞台は2116年。 日本政府は紛争国へ「シビュラシステム」と無人ロボット・ドローンの輸出を開始し、世界にそのシステムを広げようとしていました。 内戦状態だったSEAUn(東南アジア連合/シーアン)は「シビュラシステム」を実験的に導入。 管理下に置かれた水上都市シャンバラフロートは、つかの間の平穏と