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高卒で底辺給だった僕が、未経験で不動産上場企業の部長になれた理由

伊藤基晃:2012年入社。未経験から営業部の部長に。

■一番苦手だと感じた営業職に、あえてチャレンジ

僕が一番苦手意識を感じていた職種は、営業職だ。
スーツを着て仕事する姿をイメージしただけで「苦手だ」と思った。

でも、営業職になった。しかも不動産。
人に話すと「なんで?」と驚かれる。

僕は高卒で、当時の給与はお世辞にも高いと言えず、仕事を掛け持ちしても、生活していくのがやっとだった。

このままずっと働き続けるには過酷すぎたので
「底辺からどこまで上に行けるか試したい」
と思い、成果次第で上を目指せる“不動産の営業”に興味を持った。

求人雑誌で見かけたハウスドゥの募集要項には
「お客様に尽くす」
という言葉があり、これまで接客・サービス業で培った「サービス力」に自信があった僕は、自分のスキルを営業職で試したくなった。

不動産の営業として成果を出して輝く自分を想像すると……うん、かっこいい。
“かっこいい自分”になって底辺から脱するべく、僕はハウスドゥに応募した。

面接場所は、駅直結型ホテルのカフェだった。
当時の僕は仕事でパソコンを使ったことがなく、面接担当者がパソコンをカタカタしているのを見て
「かっこいいなあ」
と思った。

1月で寒かったので、ホットコーヒーを頼んだ。ホテルのスタッフが、ティーカップに入ったコーヒーを恭しく運んでくる。
うん、なんだかいい感じだ。すでに“かっこいい自分”の一歩目を踏み出している気がする。

めでたく僕はハウスドゥの180番目の社員になった。面接で
「これからどんどん伸ばしていくから、よろしくね」
と言われたとおり、今では約800人の社員がいる上場企業になった。

■好かれるのが営業の仕事じゃない。上司の問いでサービスの本質を知った

ハウスドゥグループは、意外と真面目な会社だ。
不動産業界と聞くと体育会系の縦社会をイメージしていたが、いい意味で予想を裏切られた。
真っ白のキャンバスに自分のキャリアを描ける自由な環境で、やりたいと言えば任せてもらえるし、サポートもしてもらえる。

契約が立て込んだ時、時間の余裕がなくて思うようなサービスができずに苦しんでいたら、当時の上司に
「なぜ、人に好かれようとするんだ? いい人でいる必要があるのか?」
と言われてはっとした。

ずっとサービス業で人に尽くしてきた僕は、無意識に
「相手に好かれたい」「いい人だと思われたい」
と思っていた。

でも、サービスの本質は「自分が相手に好かれて、良い人だと思われること」じゃない。
たとえ好かれなくとも、相手のためを思い、正しいと思ったことをはっきりと提案する姿勢こそがサービスの本質であり、人に尽くすということだ。
そう思って仕事に取り組むようになったら、営業事務メンバーのサポートもあり、軌道に乗ることができたのだと思う。

■新たに”かっこいい自分”になれる道を見つけた瞬間

入社より7年が経つ頃までは、グループ内で不動産仲介を主に行う住宅販売仲介事業部に所属し、個人間取引をメインとした仲介営業、そして店長職を経験していた。
ある時から、『グループで買取を強化していく!』との発信があり、仲介店舗の店長でも買取業務を兼任で行うこととなる。
ここでまた、新たに”かっこいい自分”になれる道を見つける。

売買事業では、これまでの『仲介』という立ち位置でなく、『買主』『売主』としての立場になる。
自分の知識や経験から自分でその不動産を購入するかどうかを判断するという、大きな裁量が与えられるのだ。
自分の経験と知識をフル活用して利益に変えていく、そんな買取担当がとても新鮮でかっこよく、ますます魅力を感じ、仲介業務を行いながらも、買取業務に費やす時間が多くなっていった。

それから2年ほど経ち、買取業務を継続してある程度成績を残せるようになった頃、ハウスドゥ・ジャパンへの異動の話があり、売買事業の店長として本腰を入れることになる。

突然、社長である市田から電話が鳴り、一言だけ伝えられた。

『伊藤さん、名古屋頼むよ』

仕事で成功したい、どこまで上に行けるか試したい、と思っていた僕は、
社長から直々に頼られた嬉しさと同時に、このチャンスは絶対に掴む!と確固たる気持ちのスイッチが入った。

それからは、シンプルにハウスドゥの理念に従って、徹底的にお客様に尽くした。
お客様に尽くすというのは、心地よいコミュニケーションをするということだ。

仕入れ営業におけるお客様=仲介業者なので、仲介業者に対して、どうしたらメリットを感じていただけるか常に配慮した。
具体的には、書類のやり取りなど自分が動いて収まることは、自分から動く。
売主様にご納得いただくためにサポートできることがあれば、できる限り対応する。
今思えば、元々の性格だった”好かれたい”という感情は、このような奉仕精神の表れだったのかもしれない。

徐々に案件が仕入につながり成約するにつれ、仲介業者の担当の方が別の担当の方や別の会社の方をご紹介してくれ、色んな方面から仕事をいただけるようになり、結果として「売上1位」になれた。

これまで介護やアパレルの仕事で培ったサービス力に自信があったが、それは漠然としたものだった。
でも「売上1位」と表彰されたことで、自分の好かれたい性格とサービス力という強みがかみ合い、確固たる成果として体現できた。

ただ仲良くなるのではなく、双方がしっかりビジネスとしてやるべきことをやりながら仲間のような関係性を築けるのも、買取業務の特徴だと思う。

営業初心者だった僕も、今では管理業務がメイン。
営業部の部長としてメンバーの相談を受けて育成しながら、プレイヤーとしても動き回っている。
僕が管理している部署には約30人のメンバーがいて、僕より能力が高いメンバーもたくさんいる。
自分が輝こうとするのではなく、そういうメンバーを押し上げていくことにやりがいを感じるようになった。

ハウスドゥで「人に尽くす」サービスの本質を知り、自己主張だけでなく、周囲の良い面を取り入れる能力が身についた。
困っているお客様がいたら助けになりたいし、「やりたい」と手を挙げるメンバーがいたらサポートしたい。

売買事業の拡大も一つの目標だ。
新規出店を通して、人材育成や販売戦略など、色々な障害を克服しながら、会社と共に成長していきたい。

そんな今の僕が、最高に“かっこいい”と思える。

前回の記事は下記よりお読みいただけますので、是非ご覧ください!

▼営業部長の奮闘記

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