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【立ち直り2】『失うことから、始まることがある』

《始めに》

 今年の冬は、そこまで寒くはないけれど、風をひいている人が多い。
新型コロナウイルスなのか、インフルエンザなのか、はたまたただの風邪なのか、素人には判断が付きづらいものである。

かく言う私も、2週間くらい前に風邪をこじらせた。
ちょっとしただるさから始まって、微熱とのどの痛みが続き、ようやく症状が落ち着いて、今は咳がでる程度である。

みなさんもどこで流行り病をもらうかわからないので、
手洗いとうがい、十分な睡眠、栄養のある食事と規則しい生活を心掛けてくださいね。

あと人混みでのマスクも忘れずに。
それでは本編に入る。

《本編》

Ⅰ失うことから、始まることがある

 人は大切なものを失ってから、後悔するものだ。
生活に困ってくる人の中には、このように相談に来られる方がいる。
「周りに誘われて、飛び出してみたのはいいが、思った通りにことが進まず、気付いたときには、何もかもが上手くいかなくなっていた」と言う。

次第に彼らは、追い詰められ、仕事を失い、お金が底を尽きる。頼れる仲間もいない。
彼らは、「飛び出す前に、よく考えたはずだった」と振り返る。

「やるなら今しかない」と、決断を急いだときは、大抵、人間関係やものごとの見え方にバイアスがかかっている。
つまり、「このまま続けていてもしょうがない」と、ものごとを悪い方向に見てしまい、いまの環境や人間関係から、1日でもはやく抜け出したいと思ってしまう。

よく考えたつもり。でも、急いで出した答えは、上手くいかないことが多い。

Ⅱつらい体験を乗り越えたとき、もっと強い自分になれる

 私は彼らにこんな言葉を伝えることがある。
当時の彼にとっては、正しい行動だったはずである。
周りの人に恵まれなかったり、聞いていた話と違い、上手く適応できなかったなど、様々な理由はあるだろう。

だから過去の自分を責める必要はない。大切なことは、再びつらい気持ち、嫌な思いをしないために、これからどうやって生きていくか考えることである。

 例えば、上手くいかなくなる原因が、決断を急いでしまうことならば、そのスピードを緩める方法を考えよう。

  • 決断する前に、信用できる人に話してみて、客観的な視点を取り入れる

  • その日のうちに決断をせず、一晩寝て、すっきりした頭で考える

こうして、良くない癖や習慣を変えることで、同じ失敗を繰り返す可能性は低くなる。

 さらに付け加えると、失敗は必ずしもわるいものではない。

いまのこのつらい気持ちを乗り越えることができれば、
今後に理不尽なことを経験したとしても、「今以上につらいことはないだろう」と思える。
この経験は、もっと強い自分になるために与えられた試練なのだと捉えよう。この試練を乗り越えれば、数年先には、ひと回り大きくなった自分に出会えるはずと。

Ⅲそこで気付いたことは、一生の宝になる

 彼らの話を聞いていると、「(こういう選択をした)自分がいけなかった」とか「生きる意味を感られない」と言う人がいる。
それだけ自分に自信を失くして、弱音を吐きたい状況なのだろう。

しかし、挫折する体験は、自分を見つめ直す良いきっかけになる。
例えば、この体験から、これは許せないという価値観、他人よりも自分が苦手なこと、自分に合ったペースなどを思い返してみる。
そんな自分は、どんな環境でどんな生き方をすれば、一番力を発揮できるだろうか。いわば、自分の『取扱説明書』を作るのだ。

 仕事をしているときには、いろんな人の価値観や言葉が頭の中にあり、どうしても考え方に柔軟さがなくなってしまう。
だから、自分らしさや得意なやり方といったことは、整理しづらい。

何もない期間は、自分を見直すいい機会になる。
せっかくだから、自分が力が、いかんなく発揮できる方法を見つける時間にしよう。3年後、5年後に活躍する自分の姿を想像して。
それは、きっと将来のあなたの宝物になる。

《最後に》

後ほど追記します。

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