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『クロワッサン』とステージネーム

こんにちは。黒澤です。

最近弾き語りをするたび、バンドサウンドの良さに気付かされます。
ステージを下り、煙にまみれながらバンドマンと話すときのあの耳鳴りのなんたるや…
なかなかバンドとして目立った活動ができていませんが、着々と諸々準備しています。この記事も活動の一環ということで。

さて、今回はステージネームについて述べていきます。
何卒よろしく。


意味もなく中学生か高校の時描いた絵を載せる


実は僕の名前である「黒澤」、これ本名ではありません。ステージネームなんです。

由来は中学校の時に文化祭で演じた「クロワッサン」という学生向けの劇主演「黒澤源太郎」からきています。
この劇はまぁざっくり説明するとクロワッサンが有名なお店に社会科見学に来た生徒が『大人の事情』やその問題に直面するお話です。

この劇の中に主人公黒澤がペコぺコしていた自身のパン屋の経営方針一新を目論んでいる社長に思いをぶつける結構重要なシーンがあるわけなのですが(割と本気で練習した)、その時に事件は起こります。

最後に僕と対峙する社長の取り巻きが僕を睨んで去っていくシーンで、その睨む役を演じた子が普段そういうことをしない子ということもあり、会場から笑いが起きたのです。

今考えたら学生、ましてや友人が演じる劇なわけですから、物語に感情移入できなかったり、役として、物語として見ることが難しいのも納得できるのですが、僕は当時その会場の笑いが悲しくて、悔しくてたまりませんでした。
主演ということもあり、その物語のメッセージや登場人物に僕自身が移入したり、考えを巡らせて1~2か月過ごしていたのもあってそのメッセージが伝わらなかったことに直面し、なんだかすべてが無下にされた感情になりました。
良い思い出ですね。青春ですワ。

僕がステージネームを使う大きな理由として、日常の自分と表現する自分を剥離することがあります。
そんなこんなでいざ音楽をしよう、表現しようとなりステージネームについて考えたときに上の「クロワッサン」での出来事がふと頭に浮かんできて、過去のこの思い出を風化させないとともに、ステージに立つ自分の在り方について考えられるようにしていることが、「黒澤」に込めた意味です。

文字にしてみたら案外自分が思っている以上に深くて身がしまるような、しまらないような。

そういえばヤマトパンクスに憧れて、バンド名で却下された「アスカ」をミドルネームにこさえた黒澤前の「ユーキラングレー」なんて名前もありました。
若気の至り感が否めなくてすぐ変えたのですが…

意味もなく② 同時飼ってたハムスター。

以上、僕のステージネーム「黒澤」について述べてきました。

余談なのですが、「クロワッサン」の感想を終演後先生から聞いたのですが、物語をみて感動して涙を流した子がいたようです。
ちゃんと伝わる人には伝わるんだなァと、その子のおかげで救われました。
今僕のことを、劇を覚えているかは知らないけれど、ありがとう。


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