子どものやる気に関わる言葉かけ

子どものやる気を伸ばすために。

大人が子どもにかける声について考えてみた時に、つい言ってしまいがワードがあります。

その名の1つ「あら、珍しいのね」についてお話ししてみたいと思います。

このワードをどんな場面で使っているかというと、普段言われてもやらないことを率先してやっている時などです。

掃除や家事、片付けなどにおいて「綺麗にしなさい」とか「お風呂入りなさい」とかということを、つい言ってしまうことがあるかと思います。

しかし、子どもだっていつも言われてばかりではないと思うのです。気分がいい時やいつも以上にお母さんやお父さんが大変そうな時には、気を使って率先して行動するときもあります。

そんな時に今日は珍しいと感じることでしょう。しかし、それをそのまま口にしては子どものやる気をそぎ落としかねません。
声のトーンなどさじ加減もあるでしょうが、「皮肉」になってしまうのです。

つまり、「(いつもはやらないのに、今日に限ってやるなんて)珍しいわね」という()が含まれかねません。

言い手がそのつもりはなくても、受け手からすると、そう感じてしまう可能性はあります。

ですから「手伝ってくれてありがとう」「助かるよ」というポジティブなワードを添えてあげるだけでいいのです。
すると、自分の行動が認められた。喜んでもらえた。と感じることができ、次にまた主体的に行おうという気持ちになるものです。

誰かのために行動したら喜んでもらえた、という経験は人間関係を作る上で大切な学びにもなります。

子どもを取り巻く環境で、学びの機会が大きく影響されますから、些細なことでも気づきがあれば色々と試してみてほしいと思います。

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