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カマキリの赤ちゃんから虫の世界へ

蒸し暑い陽気でしたね。汗がじわじわとでてきましたよ。

今日の訪問保育にて公園で遊んでいると、カマキリの赤ちゃんを発見しました。
色も薄い肌色ようで、石の色と同化していましたから、それを見つけられ彼は、流石だなぁと感心でしたね。

彼は虫こそ好きなものの、触るのは苦手て、カマキリの赤ちゃんでも避けていました。
僕が代わりに手に取ると、「ほら噛まれてるよ!!」とかなり焦っていました。
いや、手にしてるの僕なのですが笑

「平気だよ。噛んだりしないから。触ってみる?」と声をかけましたが、彼は触ってみたい好奇心と触りたくない恐怖心と戦っていたのか、手が出たり引っ込んだりしていました。

僕の手をちょろちょろと歩き回っているカマキリの赤ちゃんは、手から腕へと歩いていき、肩、髪の上まで登っていきました。
カマキリって上に行く習性でもあるのでしょうか?

肩の上以降は見えないので、彼にどうなっているか教えてもらいながらだったのですが、「あぁ!洋服の中にはいるー!」「だぁー!耳の中に入っちゃう!」と大騒ぎでした。
そんな状況を楽しんでいたのか、笑い声も聴こえていましたね。実際に自分が触っているわけではないので、客観的に楽しめていたのかもしれません。

腰を低くしたとき、カマキリの赤ちゃんがピョンっと地面に跳び、そのまま歩いていってしまいました。
もう一度探し出した後、彼に捕まえ方を伝えました。
「手で捕まえるじゃなくて、手に乗せてあげるんだよ」と話し、実際にその場で捕まえ方を見せます。
すると、一緒にやってみようと心が動いたようでした。手で囲いをつくり、カマキリの赤ちゃんを手に乗せることに成功しました。

「うひゃぁ!いやー」と手に乗せた途端焦っていましたが、「大丈夫、大丈夫」とゆっくり声をかけ落ち着かせました。
腕へ腕へと登ってしまうので、もう一方の手で登らない様に、カマキリの赤ちゃんを移し替えながら、観察を続けていきます。

カマキリの赤ちゃんも、しっかり手脚を舐めて整えるんですよね。猫が毛繕いするようで見ていて可愛らしいものです。

もう怖がることはなくなり、しばらく遊んだ後は、返してあげようということで、近く葉っぱの上に乗せてあげることにしました。


ダンゴムシやアリなどもそうですが、実際に触ってみると全然平気だったりするものです。
初めはつついてみたりすることで、少しずつ恐怖心は無くなっていきます。
誰かが実際に触ってみる姿をみることで、自分もやってみようかな…と感じてみたり、大丈夫そうだと思たりするので、虫たちの世界へ一歩踏み込むことができたりもします。

そういうようなきっかけ作りを、子どもを取り巻く一つの環境として、子どもたちに働きかけています。


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