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僕に5分ください。創ること

先日発表した新たな取り組み「音楽を着る、新しいかたち」

新曲compassion(音源付きTシャツ)


ご購入、お問い合わせありがとうございます。

本日6月10日(金)が申し込み最終日となりました。
お問い合わせ・ご購入はこちらより。

fukasehitohiro@gmail.com

(新曲購入希望と送信いただければ折り返しご注文方法をお送りいたします)

重く苦しい日々の中、1年と少し前、うつ病と診断され療養を始めました。


見るもの聞こえるもの全て無味乾燥の世界

鉛の体になってしまった重い体

何も手がつかない毎日

出るのはアイデアではなくため息ばかり
生きるとは、創るとは

本も音楽にも触れることも

思考がまとまらない毎日

創ることはもちろん、弾くことも歌うことも、聴くことでさえも苦痛でした


そんなある日、ちょうど1年と少しが経った先日

この旋律と歌詞が降ってきました。

ほぼ三日間、制作に没頭しました。

朝も昼も夜も

それが体に悪いことはわかっていたのです

その前にしなければならないことも

越えていかなければならないことも


でも、でもね


生きる活力が見出せなくなった毎日の中で

やっと見つけた、小さな小さな光

これを仕上げて何になるとも分からないもの

TVCMなどになる約束もなく

ただただひたすらに音楽に向かう


でもそれこそが必要で大切なものでした。


「うつ病なのになんで音楽してんの?」

「身体辛いんじゃないの?」

「本当は元気だったんじゃないの?」


実は今回、本作を発表するにあたり上のような言葉をもらいました。
(ここには載せられない辛辣な言葉も…少々)


全ての人に僕の状態を理解してほしい、などとは微塵も考えておりません。

ただ、ただ。

うつ病になった一人の人間として言えるのは

「うつ病は誰しもなり得るもの」

そして

「うつ病は寝てれば治るもの、ではない」ということです。

「外に出る」

「買い物をする」

「人と話す」

「仕事の手伝いをする」などなど

本当に僅かなスモールステップを一つずつ超えていくのです。

時間もお金も、家族仲間の理解も協力も必要です。


僕をよく知らない、うつ病をよく知らない方からすれば

「なんだ、こんだけできるなら本当は元気だったんじゃん」

そう映るかもしれません。

そう思われる方には残念ですが…

どうか周りのうつ病の方にはそんな言葉は投げかけないで、と

切に願うばかりです。


今回、本作compassion、そして

「音源付きTシャツと」いう新たな取り組みは

元気だったから生み出せたことではありません。

奇跡のタイミングで繋がって実現できたプロジェクトであると思っています。


購入してくださった皆さん

応援してくださった皆さん

そして想いを形にしてくださったGARNET TUNESの斉藤様

見守り続けてくれた家族


みなさんのお蔭でここまでこれました。

改めてありがとうございます。


僕にとって創るとは

「魂からの衝動を音や言葉にすること」だと

自信を持って言える様になりました。

そして例えばそれがこの曲です、と。


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