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【短編舞台脚本】モノクローム・ラプソディ②

【モノクローム・ラプソディ】は2023年5月末に行われた舞台
女優ユニットぽりこぴー Produce公演 Vol.3
Travel×Trip×Tour Final !! にて披露させていただいた作品で
役者さんが演技のイメージをしやすいように描写を多めに書いた小説っぽくした脚本です。
心情も書いているため長くなるので、何部かに分けて掲載させていただきます。
※すでに①が掲載されています。
もしお読みでない方は、是非モンクローム・ラプソディ①をご覧になってからお読みください


本作品は約37分の作品となっております。
キャスト人数は男性1名、女性4名で構成しております。

もし短編の作品を探している、貸し出して欲しい等ありましたらお気軽にお問合せください。
※Twitterで【舞台TTTファナル】【モノクロームラプソディ】と検索していただければ
だいたいの内容、感想などが見れますので是非参考にしてみてください。


それでは身なりの汚い男が語る、盲目の女性の出会い(回想)のスタートです。


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【 回想1 車通りの激しい道路 】

彼女との出会いは、仕事帰りの夜。

彼女と出会った場所は、何台も車が行きかう車通りの激しい道路を歩道だった。
そこに白杖を持った目の見えない女性が目を瞑りながらではあるが、道路を見つめるかのように立っていた。


目の見えない女性は何者かがこちらに近づいてくるを感じ、悟られないよう身構えた。
そこへ仕事帰りの男が軍手をはめ、手にコンビニ袋を下げて、そのまま女性の後ろを通り過ぎていった。

目の見えない女性は男が通り過ぎた瞬間、体に留めていた空気を一気に出した。が、目の見えない女性はまた何かを感じ、誰にも悟られないよう強張った空気を纏い出した。

すると男が女に気づかれないようにゆっくり戻ってきた。

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