ラブリッジ名古屋 カンボジアでのSDGs活動その3

スヴァイリエン州の3つの小学校に文房具、サッカーボールなどを届けた翌日、プノンペン近郊の小学校を訪れ、同様に文房具、サッカーボールなどを寄贈しました。

プノンペン近郊ということもあり、スヴァイリエンの子どもたちとは違って都会っ子でした。
私たちが来ることを知っていたからでしょうが、シャツの下に日本代表のユニフォームを着用していた子もいました。
メッシ、ロナウド、ネイマール、ミナミノ、という名前が子どもたちから聞かれました。
サッカーは、カンボジアで最も人気のあるスポーツであり、娯楽だということが、子どもたちと接してよく分かりました。
日本人選手の中では、南野拓実選手が最も知名度があるようです。

翌日は、カンボジアプレミアリーグCEOの斎藤聡さんとミーティングをしました。

斎藤さんは、カンボジアでプロリーグを設立し、批判や反発を受けながらも、様々なルールを設け、発展の基礎を築いています。
カンボジアは、その2で述べたように、内戦やポル・ポト派による虐殺や制度破壊によって、基本的なルールが失われました。
若い世代には、教育が行き届いていない部分があります。
サッカーを通じて、ルールを作ること、そのルールを守ることの重要性を広めることは、この国の発展にもつながるはずです。
斎藤さんは、女子リーグの発展にも力を入れてくださっていますが、諸事情により今シーズンは予定どおりの開幕ができていないそうです。

カンボジアは、親日ムードの強い国です。
日本のPKO活動や、資金援助だけでなく、このように日本人が実際にカンボジアに来て、その知見をカンボジアの発展に惜しみなく活かしていることが、カンボジア市民の心を掴むのだろうと思います。

私たちも、カンボジアの女子サッカー界の発展のために、できることを考えていきます。

その4に続く

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