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『氷の城壁』第11巻購入・紹介・感想(その1)


ネタバレそれなりにありますのでご注意を!!


第11巻(91話から97話で構成)についての感想などを今回アップします。
第1巻から第10巻まで、これまで書いた感想等は、マガジン化していますのでこちらをご覧ください。

今回の第11巻については、これまでの価格が税込990円だったのに税込み1056円になったので、発売前の時点では第何話までがここに入るかに興味関心を持っていました。最近は8話で構成されている巻が多かったので、次回乞うご期待の99話まで思い切ってぶち込んでくるのかなと思いきや、切りの良い97話までで構成されています。全体で117話なので残り20話となったことから、最低でも第14巻までは必ず行くことがほぼ確定になりました。
逆に言うと、終刊に近くなってくると単行本にスピンオフ特別回をいくつか入れてくるケースがでるのですが、最大限でもスピンオフは2話で、おそらく最終巻に多分1話なのかなぁとも思っています。
なお『うさぎドロップ』みたいに、思い切ってエクストラで6・7話程度作り、それだけで1巻を構成するということがあれば望外のうれしさではあります。単行本発刊間隔が2か月に変更になったのがそういう理由であれば、本当にありがたく思います(でもそうじゃないでしょうねぇ・・・)。

第11巻で構成する各話は、なんどか読んだ方であれば、読むのに非常に苦しい話がほとんどですのでこの巻はパス!となりそうな内容です。しかし単行本の外観は、表紙カバーの灰色ベースで少し悲しげな桃香と、裏表紙カバーの色が灰色と茶色の混ざった感じの色構成が、各話の内容に沿った配色だったで、好感の持てるカバーと自分は思いました。
内容を思い切りまとめると、ミナトの身体が悲鳴をあげ、医者や兄の海斗(カイト)によってそれがストレスによるものだというものが分かり、「頑張るフリして 桃香を傷つけている」(pp.157) ということで、桃香を自分から振る、しかもこれまで振られてきたばかりで初めて振るというものです。それに対して桃香自身も、なんとなくミナトが自分に心を開いてきてこないことに気づいており、ミナトからの別れ話に対し、感情をぶつけながらもその場でのむという内容です。
その間に第93話「観点」という、桃香とこゆんの1on1というすごく読ませる回があり、この話だけで40ページを費やすほどです。他の回は28ページ前後で終わっているのにです。
各話についての感想は、そのうち筆がすすめば続けたいと思っています。

それはそうとして、力説しておきたいことを続けて書いておきます。
先に詳細に説明した第4巻とこの第11巻は、ホントどっかの大学のゼミで、思春期の友情・恋愛に関してのテキストとして、それを素材にいろいろ討論して、学生のみなさんの成長にひと役買ってもらえるものだと思います。専門的(教職の授業含む)な発達心理学の内容のゼミだけでなく、1年次後半の基礎演習的なものとしても興味をもってもらえるのではないかとおもいます。

なお記事を書いている間の2024年5月29日に、集英社・ジャンプグループが贈る、タテマンガに特化したマンガサービスである『ジャンプTOON』が開設され、タテヨミの『氷の城壁』が最終話からいくつかを除いてほぼ待てば無料で読めるようになりました。アプリを入れずにブラウザから読みにいけますので、できれば全話読ませたうえで臨ませてもよいのかもしれません。

そういえばトップ画像の説明がまだでした。巻構成の驚きとこの巻自体の素晴らしさを説明するためにこれまでとは違って後の方になりました。
トップ画像は、11巻の表紙が「桃香」ということで、桃の花の名勝地である甲府盆地で撮影しました。一番ふさわしいのは甲府盆地で桃の花が一面に咲き誇っている状況なのですが、11巻の表紙がネットに出始めたのがたしか4月後半でしたので、桃の開花状況が一面に広がる時期は、甲府盆地ではすでに終わっていました・・・
遅れて別件で、甲府盆地内の昭和町に位置する幾度も入浴した日帰り公衆浴場「フカサワ温泉」が5月31日で35年の営業に終止符を打つことを知り、フカサワ温泉終浴を兼ねてオートバイツーリングで行く際に、開花時期であれば桃の花満開であったであろう、甲府盆地を一望できるこの地で撮影しました。
ちなみにフカサワ温泉終浴については、閉業前に記事としてアップする必要があると思い、下記で先にあげさせていただきました。

トップ画像を撮影した場所から見える緑の木々は、正直言って、ぶどうなのか桃なのかわからないのですが、桃香の恋は、付き合うことについては成就したものの結局実らなかったということもあり、ま、いいかぁ!てなわけです。
多少具体的な場所ですが、広域農道の「みやさか道」(公式には、東八中央農免道路(もちろん東京八王子ではなく、平成の市町村合併前の東八代郡の最初二文字の東八のことです))から撮影しています。
この道路を知ったきっかけとしては、2014年2月に山梨県を中心とする豪雪からのビニールハウスまわりの整備のボランティアとして、その年の6月頭にお手伝いに入ったことでした。当時「みやさか道」は全通しておらず、ボランティアに入ったエリアなどの一部区間のみ、当地農業者以外は入らないでください(たしか軽自動車くらいしかない幅の障害物を置いていた)という状態の整備状況でした。
ちなみに撮影場所の近くにはこんな看板がありました。

農地の脇にある、甲斐の黒駒牧跡を説明する掲示板

というわけでそこそこ長くなりましたが今回は以上です。
なお日帰りツーリングに関する記録は別途記事にする予定ですので、お待ちくださいませ。

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