クロレラと妊活 パート２
前回のコラムでは、クロレラの栄養バランスの良さと、妊活との関連についてお伝えしました。
今回は、母体の環境の面からお伝えします。
赤ちゃんを授かる体内環境を万全に整えるために、
通常の食生活で足りないものを補うことが大切です。
その一方で、もう一つ大切なことを忘れてはなりません。
排泄です。
私たちの体は食べ物として
いろいろなものを体に取り込み、
消化という過程を経て、
老廃物や重金属、毒素は、
汗、毛髪、尿、うんちなどに排泄します。
毎日体の外に排出して、
体の中にため込まず、きれいにして、
健全な母体を維持して受胎環境を整えます。
ですから、一番大切なことは、
食べたものが、必要な栄養素を与えてくれて、
同時に、体の中を掃除して排泄にも役立つことです。
ここでクロレラの優れた栄養バランスをおさらいしてみましょう。
三大栄養素
・タンパク質（ペプチド、アミノ酸）
・脂質（オメガ３脂肪酸）
・炭水化物
これらの他に
・食物繊維（便の体積を増やす材料となるとともに、大腸内の環境を改善する腸内細菌に利用され、これらの菌を増やすことが明らかとなっています。）（※１）
・ビタミン
・ミネラル
・抗酸化物質―カロテノイド（活性酸素の発生や、その働きを抑制し、活性酸素そのものを取り除く物質のこと。）（※２）
適切な量の食物繊維のおかげで、
腸に不要なものをため込まず、
善玉菌が増えることで、不要物が腸内に滞留する時間を減らします。
また、抗酸化物質のおかげで、活性酸素が取り除かれ、
さびや不調のない、健康な腸のコンディションを助けてくれます。
このように腸内環境を整えることは、免疫力の向上につながり、
ひいては、より赤ちゃんを受け入れる母体の環境を整えるのに役立ちます。
クロレラだけで、必要なものを取り込み、不要なものを排出するという
健全な母体の維持に寄与してくれるのです。
気軽に、積極的に利用したいですね。
文責：金子明（薬剤師）
参考文献
※１ 厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康
※２ 厚生労働省 e-ヘルスネット 抗酸化物質
（画像はChlorella Industry Co.,LTD.様、Shigeo Gomi様からご提供）
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