オリックス2021デプスチャート(仮)
みなさんあけましておめでとうございます。昨年は自粛期間こそ暇なおかげでそこそこ記事を出しましたが、後半は研究や就職活動が忙しくなったり、ツイッターのフォロワーさんが書きたいことの上位互換を出しまくる影響を受けてしばらく距離を置いてしまっていました。noteとはソーシャルディスタンス取らなくていいのにね。
年が改まり、来月から2021シーズンに向けてキャンプが始まる予定ですが(時事的に色々ありそうですけどとりあえず開催できることを願っています)、来るべきシーズンに向けて我らがバファローズはどのような補強をして臨むことになるのか、改めて整理していきたいと思います。ドラフトに関してはこちらで。主力選手評価に関してはシュバルベさんが通信簿をあげてくれていますのでそちらにお任せしました。ということで本題へ。
入団・退団
【入団(ドラフトを除く)】
LHP 能見篤史
OF 田城飛翔
OF ステフェン・ロメロ
【退団】
C 山崎勝己 現役引退
LHP アンドリュー・アルバース 自由契約
1B アデルリン・ロドリゲス 自由契約
RHP 東明大貴
LHP 左澤優
C 飯田大祐
3B 白崎浩之
UT 小島脩平
RF 松井佑介
OF 根本薫
INF 比屋根彰人
ざっと名前を出すとこんなもんです。ドラフトで12人指名しているので+15-11で選手総数は4人増えていますね。育成込みで85人なので、いよいよ3軍制が本格的に動き出しそうです。若手もベテランも競争してもらって早く1軍の舞台で活躍する姿が見たいですね。
・・・で、問題なのが「今の1軍はどうなの?」ということ。「数年後には黄金時代くるで!」という認識が広まってはいますが、「実際それって何年後なん?」ということも球団には姿勢を示してほしいですね。ここでは現在地を整理するためにも、ひとまず今年の予想される1軍メンバーをデプスチャートの形式をお借りして書き出してみます。出典はこちら。
2021オリックス布陣予想
野手
では早速参りましょう。
捕手
本命:若月健矢
対抗:伏見寅威、頓宮裕真
バックアップ:松井雅人
育成:
→本命/対抗の序列こそ好みによって変わるとは思いますが、ここはみなさん納得いただけると思います。若月は昨年好調な出だしから一気に不振に苦しみ、伏見に主戦の座を明け渡しましたが、守備面での信頼は厚く、.250打てればしっかりとスタメンを任せられるでしょう。疲労に応じて伏見or頓宮を挟みつつ、ラインナップに火力を追加する戦い方もできそうです。去年は他チームと比較して「捕手の」打撃貢献はリーグ平均よりも高かったので、強みとして伸ばしたいところです。ただ1軍にこれだけ捕手を置くと飽和している上に、サブポジションとして予想される1BはモヤやT-岡田をはじめとして打撃での貢献が期待される選手が多いので誰かを2軍に置かないといけないというところは悩ましい問題になりそうです。
一塁
本命:T-岡田
対抗:モヤ
バックアップ:大下誠一郎
育成:勝俣翔貴
→昨年は左翼での出場が多かった岡田ですが、これはコンバートというよりジョーンズの守備に業を煮やした首脳陣が応急処置として使っていただけなので、ロメロの復帰もあり来年は一塁で勝負することでしょう。モヤもロドリゲスが見限られるまでの間も2軍で腐ることなく頑張っていたので、そろそろ通年でどれくらいのパフォーマンスが出せるかを見たいという気持ちがあります。バックアップと育成にはコーナーポジションの若手を二人。打撃での貢献が求められる上に、常に新外国人との競争が伴うので厳しい状況ですが頑張ってもらいたいです。
二塁
本命:大城滉二
対抗:福田周平、(太田椋)
バックアップ:西野真弘、廣澤伸哉
育成:(太田椋)
→期待されながらも故障と不振に泣かされる選手が集うエリア。大城と福田に関しては守備では信頼できるだけに、打撃でどれくらいのパフォーマンスを出せるかが出場機会に直結しそうです。不振が続くと打撃ポテンシャルで分のある太田が出場機会を増やしてくるでしょう。太田を2軍でしっかり試合に出すか、1軍で雰囲気をつかませるか、どちらにするかで勢力図が変わりそうです。
三塁
本命:大下誠一郎
対抗:西野真弘、宗佑磨、福田周平
バックアップ:大城滉二、廣澤伸哉
育成:勝俣翔貴
→ここも打てればor怪我がなければという選手が集うポジション。太田宜保をはじめとする二遊間のプロスペクトが入ってきたこともあり福田もこの争いに割って入ることになりました。打撃の貢献度をいかに高めるか。それだけですね。誰が抜け出すか楽しみです。
遊撃
本命:安達了一
対抗:太田椋
バックアップ:大城滉二、廣澤伸哉、山足達也
育成:紅林弘太郎、宜保翔
→年齢でそろそろやばいかと言われながらも、現場からの評価の高さから、安達を今年の本命にしました。ただ持病があり、週2,3日の休養が必要なことから、そこに割って入るのが内野プロスペクトの一番の出世コースでしょうか。
左翼
本命:吉田正尚
対抗:ジョーンズ、ロメロ
バックアップ:Tー岡田
育成:
→ここは異論がないでしょう。とにかく打線の核として怪我なくシーズンを戦ってもらうことを祈るのみです。(怪我人続出でTが守り出したら緊急事態宣言でも出してシーズン中断しましょう。)
中堅
本命:
対抗:宗佑磨、杉本裕太郎
バックアップ:後藤駿太、小田裕也
育成:中川圭太、佐野皓大
→さて。ここですよ、困ったのは。課題だらけのオリックスの中でも、最大の穴と言っていいのではないでしょうか。まさかのレギュラー候補が空欄です。(1/9現在で)オフの補強もなく、このままでは穴が開いたまま開幕を迎えそうです。三塁とは違って打てることに加えて守備も破綻していないことが求められるので、現有戦力だけでこの課題に対処するのはゲームのような覚醒イベントでもない限り厳しい気がします。
右翼
本命:ロメロ
対抗:杉本裕太郎
バックアップ:西村凌
育成:
→ここは打撃に強みのある二人で競いあってもらいたいです。くれぐれも中堅のバックアップで名を連ねた選手たちにスタメンを奪われないようにしてください。
指名打者
本命:ジョーンズ
対抗:吉田正尚、ロメロ
バックアップ:
育成:
→固定という訳ではなく、疲労度に応じてこの3人を休ませながら使うのが理想形に思われます。ポジションを回すためにもジョーンズが最低限レフトができるくらいには減量してもらうのが必須ですね。
投手
先発
レギュラー:山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹、山崎福也
中10日:増井浩俊、ディクソン、能見篤史、宮城大弥etc
→プロスペクトはたくさんいますが、通年でローテーションを任せられるのは圧倒的な3本柱に加えて安定したゲームメイク力の山崎程度でしょう。あとは先発転向で復活を期すベテラン陣と若手をうまくやりくりしていくしかありませんが、なかなか計算が立たないので固定しようとすると苦しむでしょう。数はいるはずなのでショートスターターなどを試してみても面白そうです。
ブルペン
1軍:ヒギンス、吉田一将、漆原大晟、齋藤綱記、吉田凌、比嘉幹貴
復活枠:澤田圭佑、黒木優太
→目立った補強がないぶん、去年とそこまで変わらないメンツになるでしょう。肘の故障から復帰する澤田や黒木が食い込み、技巧派が多いブルペン陣に剛球タイプが混ざればそれなりに強くなると思います。調子次第ではルーキーの中川颯や阿部も起用されそうです。ただ、ディクソンの先発転向に伴い、新しいクローザーを立てる必要があります。あえて作らずに柔軟に運用していくスタイルもありますが、おそらく誰かが指名されると思うので、守護神争いにも注目ですね。
まとめ
とりあえず現状を整理してみました。あげられる大きな課題としては、
・CF/3Bの圧倒的な打力不足
・1軍で通用する投手の絶対数の不足
があると思います。優勝を目指すにはここを克服しないといけません。まだまだオフは続きますがどういった補強戦略を展開していくのか注目です。
吉田正尚の国内FA取得まであと3年。今年はAクラス争いができれば御の字だろうけど、残り2年でなんとかしてください!頑張って!
以上長文をみていただきありがとうございました。3年と期限はありますが気長にみていきましょう。
お楽しみいただき、ありがとうございます! いただいたサポートは旅費の足しとして宿・現地での飲食・交通手段等に使わせていただきます。その内容も記事にする予定ですので楽しみにして待っていてください。