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【ほとりのしくじり日記】 #1「世代を言い訳にするべからず」

突然ですが、新シリーズ始めます。

その名も「ほとりのしくじり日記」

要は、活動歴8年目のフリーランスWebライターがこれまでにやらかした失敗を公開していくものです。

「長年ライターをしていても、こんな失敗をしているんだ」

「こんなにやらかしていても、Webライターで活動継続できているんだ」

などなど、今後、ライターとしての活動を考えておられる方々の背中を押す材料になれば本望です。

ただし、かなりの生き恥をさらしていますので、一定期間無料で公開した後、有料化していく予定です。

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先日、ある公式LINE上にて、ちょっとした失敗をやらかしました。

その失敗は、ある一通のメッセージに関係しています。

そこであるイベントへの出席意志を伝える過程において起きたのです。

ライン

具体的には、

「イベントに参加したい人はメッセージに『出席』と書いて返信してね。

そうやって返信してくれた人には、参加リンクを送ります」

という内容だったんですね。

そこで私はこのメッセージを見て、

「出席させていただきます!」

と気合を入れて入力し、返信。

しかし、結果的にこのメッセージは、エラーになってしまいました。

おそらくLINEのシステムでは、文字通り「出席」の2文字を送ってきた人だけに、自動返信でイベントのリンクを送る設定になっていたと思われます。

しかし、こちらにしてみると、LINEの相手は、日ごろから何かとお世話になっている尊敬すべき方。だから、たとえ機械応答だと分かっていても、無機質に「出席」とだけ反射的に言い切る返答ができなかったんです。

もちろん、その後すぐに、正しく入力して返信し直したので、無事にイベントに参加することができましたが。

ただ、その後、この件に関してTwitter上で

「我々昭和世代は、こうしたコミュニケーションには慣れていないんですよね」

的なことをぼやいちゃったんですよ。

すると、この一連の出来事が数日後、こちらのvoicyにて生きた教材として取り上げられることになりまして(もちろん、事前に連絡はありましたよ)。

さっくり要約しますと、

・「世代じゃない」を言い訳にしないほうがいいよ

・特にフリーランスはビジネスチャンスをつぶしちゃうよ

・今後も、新しいツールがどんどん出てくるから、中高年のみんなは、おそれずに触っていこうね

このようなありがたい示唆をいただいたわけです。

結果的には、現在、voicyのキャリア部門にて人気ランキングにも入っている中村昌弘さんの放送にて、わたしの宣伝(?)もしていただきました。

さらに、今回のVoicyをメルマガ化するというお仕事も発注いただきまして、ある意味、結果オーライだったわけですよ。

2022年3月現在、登録者4,700人を超える中村昌弘さんのメルマガにて自らの体験をシェアするというのは、なかなかできることではありませんからね。

ただ、振り返ってみると、結局私がやってしまった「失敗」とは、LINEの自動返信というツールにおいて、求められている的確な対応ができなかったことではない。失敗を「世代」のせいにして言い訳をして、しかもそれを公の場でやってしまったということでした。

・年が若いから/年を重ねているから

・女性だから/男性だから

・日本人だから/〇〇人だから

・経験がないから/経験があるから

こうしてみると、言い訳をしたくなるシチュエーションって、実はめちゃくちゃたくさんある。でも、それでも誰もが自分が置かれた状況で、精いっぱいのことをしているんです。

そもそも、私自身も40年以上も生きてこれば、未知のツールの一つや二つ、顧客のムチャ振りの三つや四つは日常茶飯事だったわけですよ。

さらには、PTA、町内会、子供会、ママ友同士の集まりなどにおいて、いきなり初対面に近いアウェーの環境にぶち込まれ、そこが

「それ、聞いてないんですけど……」

が連続する修羅の国だったとしても、周りの人たちの会話と空気から瞬時に状況を判断し、

「そうですよねー」

とあたかも太古の昔から当然知っていたかのようなフリをして、笑顔で乗り切る。わたしはこれまでどうにか生き抜いてきたのです。

ですから、たとえLINEだろうとInstagramだろうとTikTokだろうとnotionだろうと、しっかりとした(日本語の)マニュアルとレギュレーションさえあれば、とりあえずなんとかなる、いや、してみせる。なんなら、宇宙人相手にメルマガで訴求しろと言われたって、成果を出してみせますよ。

どれだけ新しいツールが出てこようと、しっかり適応(したふりを)しつつ、強く、しぶとく生きのびる。これこそ、柔らかな感性も吸収力ももはやないけれど、経験値だけは積んでいる中高年の生きる道なのです。

ただ、自分の中で一つだけモヤモヤしている点があるので、これはまた別の機会に。


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