目の寄る所へ玉も寄る
お昼頃、私は電車に乗っていました。
「学校つまんなくてさ〜」
吊り下がる手すりに掴まってパズルゲーム🍬に勤しんでいた私は左下に座っている女性の声を耳にしました。
その女性は20歳前後だと思います。
「何でも話せるような友だちがいなくて」
「ヘぇ〜バイト先とかは?」
隣に座る友だちは〝なんでも話せる友だち〟に値しないみたいですねぇ。つまり、ただの友だち以下であり「アンタにはその価値が無い」と言われているようなもんです。つらい。
「バイト先にもいない」
「バイトって何やってるの?」
「えーと、ガールズバーとデリヘル」
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いいんですか!?!