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不倫をしている人に対して占い師ができること。

不倫の相談はとても多い

占いで受ける相談として、不倫はとても多いように感じている。
「私は独身ですが彼は既婚者で、今彼と不倫関係にあります。彼はいつ奥さんと別れますか?」
「お互い既婚者ですが肉体関係があります。今後私たちがどうなっていくか占ってほしい」などなど。

あまりにも不倫や浮気、またはその一歩手前の相談が多いので、思わず私の旦那さんも不倫したりしていないだろうか…と考えてしまうことがある。ちなみに私の旦那さんは私にめっちゃ愛情を注いでくれているので(のろけかよ)、ほぼ9割9分不倫はないだろうと思っている(が、100%信じるともし何かあったときにショックすぎるので、やはり保険として不安は若干残してしまう小心者)。自分の身に起きたら絶対嫌である。

ドラマなどメディアでも取り扱いが増えている

自分自身は不倫ドラマは作品として純粋に楽しんで見ている。ドキドキもする。特に鮮明なのは「昼顔」上戸彩斎藤工には毎週ドキドキさせられてた。映画も見に行ったほどである。不倫ものはどうしてもハッピーエンドにはならないよね。仕方ないし残念だけどホッとする部分もある。見終わった後の複雑さといったらない。

思うだけならあり

相談の中には、「既婚者でありながら気になる人が他にいます」というケースもある。これについては私としては、「何となくこの人いいな」と思うぐらいはありだと思っている
ドラマで俳優に興味が出てきて、なんとなくいいな、好きだなと思うことはある。別に不倫関係になることは望んでなくて、気になるぐらいの気持ちは誰にでもあるのじゃないだろうか。よく行くコンビニの店員が横浜流星似だったら、私なら絶対足繁く通ってしまう。逆に通いすぎて「いつもありがとうございます」なんて言われたら昇天。毎日それで楽しく過ごせるなるならそれはそれでよいエッセンスだと思っている。

占い師が依頼者に対してできること、やるべきこと

正直、占い師を始めて間もないころは不倫や浮気の相談は受けたくない、と思っていた。なぜなら不倫や浮気なんて一般的に考えて良くないことだし、面倒だなとしか思えなかった。不倫や浮気をしている人を肯定してしまうことで、自分の身にそういうことが起こってしまったとしても文句は言えない、なんて不安もどこかにあった。

だけど、「不倫や浮気は良くない」と白黒つけるのは私の仕事ではないよな、とたくさん鑑定数をこなしてきて思うようになってきた。そういう人たちはまず相談できる人が周りにいないことがほとんど。誰にも相談できないというのはとても苦しい。まして不倫や浮気であれば、その関係相手に相談するのすら難しい場合もある。そういう八方ふさがりな人の話を聞いて寄り添い、その人の方向を一緒に探っていくのが占い師としての自分の役目なのかな、と自分なりにようやく思うようになってからは、そう意識して相談を受けている。

井の中の蛙、大海を知らず

自分が知っている知識や世界なんてほんの一握りだと思う。世の中まだまだ知らないことがあって、それらのほとんどを知らないうちに死んでしまうんだろう。自分とは相容れない人の話を聞いたときに、「それはいけないことだよね」とシャッターを下ろしてしまうのではなくて、「そういう世界もあるんだな」とまずは聞き入れる。そしてその人はそこからどうしていきたいのかを探っていくきっかけに占いがなればいいな、と日々思う。

そして最後に付け加えておくと、私自身は不倫肯定派ではない。念のため。


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