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冬の低山歩きのおすすめ その1

今年の1月から、山登りを始めて6ヶ月経ちました。
当初、週に一度は低山にいくぞと思っていましたが、1週間が7日であることを自分が理解していなかったらしく、その試みは1ヶ月で廃れました。
あと、1日が24時間であることも最近、ようやく理解してきたようです、自分が。

半年経って自分の中の記憶も風化してきており、文章に残すことにしました。こうやって写真をみて思い返すとあの時の新鮮な感動が自分の中に蘇ってきて、とても幸せな気持ちになっています。

2024年1月から3月にかけて登った山の記録です。


草戸山

私の初めてのトレッキングは、1月8日(祝)でした。
高尾山は人で溢れているだろうと恐れ慄いていた私は、同じ高尾山口から登れる初心者向きの山、草戸山に行きました。

家の横を通る登山道

評判通り人は少なかったです。私はその時、まだ山装備はバックパックくらいしか揃えていない状態で、ユニクロのインナー、スウェット、ナイキのスニーカー(運動用)で行きました。

草戸山に登りにきてた人たちは、みんなしっかりとした山装備をしていました。高尾山にいる人たちよりもしっかりしていたと思います。たまに家族連れ(父・子)が遠足的な感じで歩いている場面にも遭遇しました。
高尾山よりも山道っぽさがあったなと今となっては思います。あとトレランの人が多かった印象もあります。
トレランの人たちって、私と同じ人間なんだろうかって思うくらいに、軽やかに走っていかれますよね。かっこいい。

こんな感じのところでもトレラン女子は駆け抜けていく

週1、2度運動はしているけれど、山歩きはほぼ初めてな私は、YAMAPアプリに助けられました。YAMAPのいいところは、入山届がだせることと、山歩きの記録が残るところ。今、これを書きつつ、データを確認すると1時間40分で登頂していました。距離は3Km。
数字だけ見ると全然、歩いておらんやんけと思いますが、次の日、全身、筋肉痛だったし、登りより下りが怖かったのを覚えてます。登山靴買おうと思いました。筋肉痛になって登山で使う筋肉ってここなんだと気づきました。

草戸山の頂上 木が伐採されていて見晴らしがよい

低山って、スニーカーで軽い気持ちで行けるものという印象があったのだけど、そんなことないんですよね。たしかに運動し慣れていて歩いたり走ったりが達者な人であれば、スニーカーでもこなせるのかもしれませんが、すくなくとも、私は下りでの足のサポートに登山靴は有用だと思いました。特に、登り慣れていない人は装備を整えた方が安全だと思います。

山って感じの道を味わえます
高尾山より山々しい道

高尾山(稲荷山ルート)

その後、登ったのは高尾山。平日に行きました。稲荷山ルートで。
1号路の舗装路を歩くのはなんとなく味気ないなと思って稲荷山ルートを選んだのですよね。

高尾山口から歩いてケーブルカー駅じゃない方に向かう


稲荷山ルートは途中階段地獄もありますが、山道感があってよかった


稲荷山の頂上からの眺め

稲荷山から高尾山に向かう道は階段が多く、後半きついのですが高尾山の頂上からの眺めで辛さは帳消し。

高尾山から見える富士山 冬の低山からの眺めは最高


これが初めての高尾山の登頂でした(ケーブルカー、リフトつかわず)


この時は往復で3時間16分。距離は6.7Km。帰りに高尾山口駅にある温泉で汗を流して帰りました。登山+温泉がベストだなと感じてそれ以降は、帰りに温泉、銭湯によって汗を流すことが私の定番になりました。

飯能方面の山歩き

吾野駅から子の権現

自宅から向かいやすいのが飯能方面なので行ってみました。この時は、吾野駅から子の権現のコースでした。登りで2時間5Km。

吾野からここまでは舗装路でこの先が登山道 降魔橋というちょっと怖い名前


まだトレッキングポールを買っていなかったので、枝払いされて落ちてる枝を相棒に。これがあって本当によかったです・・・後半、落ち葉で道がわからないときに使いました。。。

子の権現で持ってきたカップラーメンを食べ(お湯は水筒)、西吾野に下ったのですが、このルート、破線ではないものの、マイナーなルートで登山道が落ち葉で埋れ、先がわからないという恐怖を味わいました。そして、思ったよりも時間がかかり、駅に着くのが16時近くになってしまったのも。日が翳った山道は人里近くても怖いなと思いました・・・

飯能の杉林 よく整備されていて人の手が入っている感じ
子の権現 足腰の神様 大きなわらじが飾られています。登山する人は一度お参りしておくとよさげ。


ろうばいが綺麗な時期でした

子の権現から西吾野に下るルート。なんとなくでこのルートに決めたのですが、もっとしっかり調べるべきでした。

鉄塔。ワイルドな道がつづきワクワクしました。人は誰もいません・・・
イモリ山。西吾野に降りる途中。あまり人が通っていないから道は荒れてました・・・落ち葉でうもれてて、先がわからず、、この祠の先は岩場になってて張られているロープをつたっておりました。


荒れてる・・・看板の字がよめないし、道もわかりずらい


西吾野についたときにはうっすら暗い。。。怖かったです。。

家へ帰る方向とは逆でしたが、秩父方面に一旦むかい、駅に併設している温泉で身体の疲れをとりご飯をたべて特急で帰りました。

秩父方面にむかい温泉に入り、わらじかつを食べてから帰りました


竹寺・子の権現・浅見茶屋

浅見茶屋に寄ることが目的。
4時間半の行程。距離は9.1Km。高低差は659m。
飯能駅からバスに乗り名栗方面へむかました。
バスは1時間に1本なので乗り遅れると手痛いのですが、朝の混雑で目の前にバスがあったことに気づかず乗り遅れ、次のバスを1時間待つことに。落ち込みつつもスタートしました。

小殿バス停から車道脇すぐの登山道。いきなりワイルドな道が始まる。


飯能の山は平日、まったく人がいないんですが、登山道は整備されています。案内も明確です。

飯能の低山は冬の平日、ほぼ人はいません。すれ違っても一人か二人。
関東ふれあいの道って書いてあるんですけど、どこがやねんって、いつも心の中でつっこんでました。人と会わないし結構ハードな道なので。
人が少ない分高尾山とは違い、とても静かに山歩きできます。自然の音しかしません。

小殿バス停からの登山道はいきなり急登なのですが登り切るとあとは竹寺までは快適に歩けました。竹寺は茅葺き屋根のお寺。


竹寺は檀家はなく祈祷料で運営しているお寺だそうです。寄付してきました。


竹寺からの道。風がふくと木々がざわめき最高でした。人は全くいません・・・


低山を歩いていると昔の人の営みが感じられるものをよく見かけます。祠もたくさんあります。この場所がどういう場所だったかを教えてくれる看板もあります。


木漏れ日と木の根っこのコラボ。こういうのを求めてました。


秩父の山々


階段を降りて振り向いたところ


木漏れ日の登山道。冬の低山の楽しみ。

竹寺から子の権現へ向かう道は見晴らしはよくはないのですが、起伏があり、鬱蒼とした林の中を歩けるので、癒し効果は抜群です。寒さで身も心も引き締まり、風にざわめく木々の音を聴きつつ歩くと雑念がとりはらわれます(修行僧のよう)。

子の権現の裏側?にある福寿草の庭


福寿草と梅が咲いていて楽園でした


子の権現は2回目。この日の目的は浅見茶屋のうどんだったので、軽くお参りしてお守りを買い急いで降りました

子の権現から吾野駅への登山道は前回、歩いて覚えていたので勝手知ったる感じでさくさくおりました。

この冬、飯能地方?は水不足で浅見茶屋は週三日の営業でした。
木金土のみの営業。車でも来られる場所なので、13時には売り切れのメニューもありました。

浅見茶屋

私は13時過ぎにつき、湯葉かきたまうどんを頼みました。
めちゃめちゃ美味しかったです。
席はわりと埋まっていたので、12時くらいに着くとすこし待つことになったのかもしれません。店主さんと奥様がお客さん一人一人に挨拶されていて、恐縮しました。

湯葉かきたまうどん めっちゃしみた 体もひえてるしお腹もすいてたし

日和田山

武蔵横手駅から日和田山へ。
4時間の行程。距離は8.4Km。高低差は489m。
飯能から秩父への各駅は無人駅が多く自然豊かです。

駅の周りもこんな感じで自然豊か。ただ、横には国道がありビュンビュン車が通ります・・・

飯能から秩父への各駅から低山に登れる登山道はたくさんあります。途中までが舗装路の場合が多く、山々しい感じはなかなか味わえないのですが、歩く練習にはよいと思いました。

五条の滝は営業時間外でみられませんでした・・・朝早いとこういうことが。


道の横にはせせらぎが。

こんな小川ですが、豪雨時は土石流警戒区域らしく、そういう看板がいくつも立ってました・・・山は危険と隣り合わせなんですよね。油断できない。

癒しの小川も豪雨がふれば危険な場所に・・・


山道に入りました

雪が降った後だったので、山道にも雪が残っていましたが、特に雪装備せずとも歩けました。

雪が残ってる


北向地蔵様 お参りしました

日和田山にむかう途中にいくつかピークを通ります。
物見山もその一つ。

ここは日当たりよくベンチもありました


誰かが残していった雪だるま

日和田山への道では割と人とすれ違いました。日和田山は金刀比羅神社もあり、この日は子供たちが遠足に来ていました。

秩父の山々。武甲山?らしきものも見える?


日和田山の金刀比羅神社からの眺め

日和田山からは高麗駅に降りられるので女坂を降り(男坂よりも険しくないはずだけど、結構、岩場だった)

女坂を降りたところ

駅に向かって歩いていたら、素敵なレストランがあったので、お昼を食べて帰りました。
高麗駅近くのヴィーガンレストラン 阿里山。


ヴィーガン料理 大豆ミートのタコライス 美味しかった

2024年1月から3月の低山歩きの記録でした。
神奈川の鶴巻温泉近くの弘法山にも行ったのですが、その記録はまた別の記事に書こうかと思います。
次回は、3月以降の低山歩きの記録の予定です。


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