見出し画像

心地よく生きる #5

「心地よく生きるとは」を本立が考えたことをまとめていきます

悩んでいる人に対して、
最近やるのは話を否定も肯定もせずに
鏡になって相手の言葉を繰り返すように聞くこと。

「就活が上手くいかなくて・・・」
「就活が上手く行かないんだね。」

「仕事に行くといつも怒られてしまうんです。」
「そう。仕事に行くと怒られると思っているんだ。
 それで、明日行きたくないの?」

みたいに繰り返していく。

また、今心理学を勉強しているが、
人に悩みを相談されたときに解決しようとしてはいけないと学んだ。

なぜなら、

人の悩みとはその人の人生の宿題であって、
取り上げてしまったり解決方法(答え)を
本人じゃない他者が出してしまうのは違う

からである。

さらに

人が時間をたくさん使って悩んできたことを
他者がいとも簡単に解決法を出してしまうのは、非常に失礼である。

このように言われた。

これを聞いてからは人の話に対して、
肯定も否定もしないように心がけるようになった。

何度も繰り返したりして矛盾に気が付けばいいが、
そうでないことのほうが多いため、
「思い込みではないか?」と視点を変えたりもする。


例えば、

「仕事に行くといつも怒られてしまうんです。」

「そう。仕事に行くと怒られると思っているんだ。
 それで、明日行きたくないの?」

「そうなんです。明日怒られに行くのかと思うと寝られなくて」

「そうなんだ。明日怒られると思っているんだね。
 どうして明日も怒られるって確定しているのかな?」・・・など

どうして、そう思ってしまうのか?
そうやって捉えてしまうのか?

それを見極めなければいけないと私は思う。

「怒られた」事実はあっても
「明日も怒られる」は確定していないことであって、
自分の思い込みで見方が変わっていないか。

例えば明日雨が降ることを知って、

Aさんは
「雨か、嫌だな。明日出かけられないじゃないか。残念だ」と思う。

Bさんは
「雨が降るのであれば、
 今日は予定をなしにして読みたかった本を読もうかな!
 そんなに降らなければ近くのカフェで読んでも良いな〜」と思う。

雨が降るという「事実」は変わらないけれど、
捉え方は人それぞれでその気分によって違う。

もう一つの例として恋人と別れたとする。

Aさんは
「自分がダメだったから、彼女は去ってしまった・・・」

Bさんは
「自分のダメなところもあったけど、
彼女といたことで自分も性格に向き合えたし、成長できた。」

Cさんは
「彼女がダメだったから、別れたんだ!
 自分の言っていることを理解してくれないから!」


人によって「真実」は様々ある。

話は戻って、思い込みではないかと疑問にする際に
聞いている側は「ポジティブになれ!」と相手に押し付けてはいけないと
自分に言い聞かせながら話を聞くようにしている。

世の中にはポジティブな人もネガティブな人もいていいし、
色んな気分や考えのある人がいていいんだ。
自分の気分でさえその時によって変化するのに
「相手になってほしい感情」を押し付けたりはできない、と。

ネガティブは悪いことか?
ポジティブは本当にいいことか?
押し付けていないか?

こういう風に考えて話を聞くようになったことで、
第三者的な視点を持てるようになった。

また心理学の先生からこんな言葉があった。

『あなたのため』は自分のためだよ。
それは”自分の望んでいるその人”になってほしいから使う言葉だよ


根気のいる作業ではあるけれど俯瞰的に観察していくうちに、
「こういう人もいてもいいんだ」と
受け入れられるようになった。

無理に変えなくてもいいし、変えようともしないこと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?