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パワーカップル家を買う#2

安心予算内であることを第一条件に
マイホームを検討することにしたわけですが、
(詳しくは #1へ)
#2では私たちが中古マンション購入+フルリノベーションを
選択した理由と、当事者ならではの気づき、
マイホーム探し攻略法についてお話ししたいと思う。
注:あくまでも主観です


1.中古マンション+フルリノベを
選択した理由

あなたは家の間取りやディテールに
どこまでこだわりを持ちますか?

私は職業柄というのもあるのですが、
ファッションが好き、インテリアが好き、
デザイン性が高いモノが好き。
= こだわりが強いタイプの人間だ。
いわゆる量産型の間取りや内装が好きではなく、
独身賃貸マンション時代から、
少し家賃をあげてでも
素材や間取りにこだわった
リノベーション賃貸や
デザイナーズマンションなんかに
住んだりしていた。

なので今回も、
「せっかく買うのに量産型な家は
絶対に嫌だ……!」
という譲れない感覚があった。

ただ、この価値観は合理性の観点から言うと、
とてもやっかいなものなので、少しでも
理解のあるパートナーと結婚をしないと、
マイホーム購入はとても苦労すると思う。
(共感する方がいれば参考に…笑)
私の場合は、夫のエリア・立地の希望を
優先することと引き換えに、
この主張もなんとか受け入れてもらえたので
一安心だった。
(元々ある程度似た価値観を持っていた
からというのももちろんあるが)

2."リノベーション済"物件の壁


予算×立地×上記こだわりの
バランスを取れる選択肢は2つだった。

①リノベ済マンション購入 + 部分リノベーション
②リノベ前マンション購入 + フルリノベーション
(戸建て注文住宅も本気で考えたが、
予算にはめようとすると立地などの条件が
どうしても悪くなってしまい断念)

以前の経験から、フルリノベーションの大変さも
理解していたので、最初は①の方針で探すことに。
ある程度好みの家を購入し+@でカスタムする方が
イメージから大きく外れることもなく、
工数をかけずに理想のマイホームが
手に入りそうだと思っていたのですが、
いざ探してみるとそんなに甘くはなかった。
なぜなら、リノベ済の物件は、
リノベの部分に金額が乗っかってしまってるため、
相場以上の価格になっており、
+@のリノベーションをするにしてもほとんど手を
加えられないのが現実だった。
(金額をそれ以上のせてしまうと万が一の際の
リセールバリューが下がってしまうリスクもある)
また、ほとんど手を加えなくても良い、
= 好みに合致する物件を、
希望のエリア、立地、金額で探すことは、
それなりに根気のいる作業になりそうだったので、
工数がかからなそうというのは完全に勘違いだった。

そこで、潔く方針を②に切り替えて、
築年数が25年をすぎて資産価値が下げ止まった、
リノベ前の中古マンション物件を探すことに。
しかし、そこでも立ちはだかる
リノベ済物件の壁…。
そう、ある程度築年数のいったマンションは、
売却がしやすいように、リノベーションを
した上で売りに出される
ことが実は大半だったのだ。
注:あくまでも当事者の肌感です

いや、、リノベする前に売ってくれよ。
中途半端なリノベにお金かけないで、
その分安く売ってくれよ…って
切実に思いましたね。。
売主が元々住むために行ったリノベは、
そもそも目的が違うので全く問題ないとして、
売るためのリノベーションって何?!
私からすると、せっかくの魅力ある
マンションという"箱"としての価値を
著しく低下させている行為だと感じるし、
「リノベしたら売れますよ」っていう
口説き文句で、売主ではない誰かが
利益を得ているとしか思えなかった。
が、しかし、
これが少数派の意見だったことにも
同時に気付かされた。
というのも、私の夫も、
売るためのリノベーションが施された、
新築臭のする物件がどうやら
魅力的に見えるらしく、
私が良いと思ったコスパの良い
リノベ前の物件には、やや難色を示したのである。

え、ちょっと待ってよ、リノベしたらめちゃくちゃ
素敵になるよ?と必死に説明しても、
目に見えないもの、想像できないものに
お金を払うのがすごく不安
らしいのだ。
(びっくりだよ。。でもこれが世間一般の感覚なのね…?)

せっかくのマイホーム、自分と同じくらい夫にも
ワクワクして前向きに購入してもらいたい気持ちもあったので、
仮プランを設計士さんに都度起こしてもらったり、
夫の好きそうな設備系のカタログを取り寄せて、
選ぶ楽しさを感じてもらったり、あらゆる手法を試しました。
それでも、夫が感覚的に不安と感じる物件は諦めたし、
途中、注文住宅も検討してみるなど、
お互いに歩み寄りながら、より自分たち2人に合った選択
模索しました。

3.短期集中型で攻略したマイホーム探し


忙しい共働き夫婦のマイホーム探しには、
選択と集中が必要だった。

まず、実際に体験してみて、
マイホーム探しというのはかなり神経と時間を
使うイベントだということを実感。
なぜなら、土地でもマンションでも
建売でも中古でも、
より良い条件で購入しようと思ったら、
まずライバルとの競争である。
表面上にある情報だけを眺めていても、
仲介業者に丸投げで待っていても、
良い物件にはなかなか出会えない。
私も実際、最初に内見を決めたマンションは、
内見直前で売却されてしまい悔しい思いをした。
それもあり、常に物件検索アプリを見るのはもちろん、
様々な角度から情報収集を行い、同時に不動産や
ローンの知識インプットも行いながら、
あらゆる業者と連絡を取り、実際に足を運んで…と、
かなり本気で取り組みました。
土日も満足に休めないので、仕事の集中力も
低下したし、大事な人生の決断なので、
夫婦で話し合うこともたくさんで、
ケンカすることもあって(今では笑い話)、
前半は本当に疲れました。。

そこで私はわりと悠長にしている夫に対し、
絶対に3月末までに家を決める!
(1月末時点)
じゃないと耐えられない!家買わない!

と泣きながら宣言し、夫のケツにも火をつけて、
夫婦で戦闘体制に入ったわけです。

こうして、マイホームを検討し始めて
1.5ヶ月という短期間で、夫婦共に納得するかたちで、
私たちにちょうどいい中古マンション物件に出会い、
購入を決めることができた。
めちゃくちゃ達成感….!
(購入した物件については#3で書きますね)

忙しい共働きパワーカップルには、
予算ももちろんですが、様々な条件面の優先順位を
前もって明確にし、エリアを絞り、期限を設け、
夫婦の足並みを揃えた上で(これが本当に大事だった)、
短期集中型で臨むことをオススメします。
これは結果論ですが、
不動産会社の人ももちろん早期購入意向が高い客を
優先して対応するので、良い物件に出会いやすくなったり、
様々な面でメリットが大きいと思う。
何より、短期間で決めることができれば、
あとは楽しいことを考えるフェーズに入れて、
新婚という大事な期間をより豊かに過ごすことができます。
(家を買うタイミングは人それぞれですし、
焦って決めるものではないので、あくまでも私たちの場合はですが)









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