見出し画像

Episode 222 訳があってメンクイです。

初めに断っておきますが、全てが私が個人的に思っていることや感じていることで、私のようなASDと言われる発達障害者全ての人に当てはまるわけではありません。
私は男性であって、恋愛対象は女性です。
ここから先の内容は、今まで書いてきたブログ記事以上に個人差が大きな話だと思います。
あくまでも「私は」…です。
そこはご理解いただきたいと思います。

さて…。

私がパートナーと出会ったのは、社会人になって直ぐのことです。
ハッキリ言って「ひと目惚れ」です。
それは衝撃的な出会いなのですよ…って言えばステキな出会いに聞こえますが、私は実を言うと「これ以外の惚れ方」を知りません。
何故って聞かれればそれは単純明快な話でして、人の内面を察するようなスキルを私は持ち合わせていないからなのです。

だってそうでしょう?
ASDとよばれる人はコミュニケーションの問題を抱える人が多いのです。
そして、私もそのひとりです。
上手くコミュニケーションが取れずに、またはコミュニケーションに疲れて独りでいることが多い私が、その人の内面からにじみ出る「何か」に反応して「あの人は良い人だから」と感じると思いますか?

落とし物を拾ってもらったとか、重い荷物を運ぶのを手伝ってくれたとか…そう言った「具体的な親切」は理解できます。
でも、恋愛ドラマにあるような「モーション」に気が付くと思いますか?

その人を理解するのは「顔かたち」といった具体的な形状、それに具体的な言動や行動です。
どこかしらからツカツカと歩み寄ったあなたが、初対面の私に「付き合ってください」なんて言わないでしょう
でも、そう感じることがあり得るのです。
仮に私が誰かから好意を寄せられていたとして、それを察して気が付くとかありませんから。

その逆も然り…。
好意を持ってくれているあなたに気がつくハズもないのですから、私の中でのあなたに対しての想いが化学変化するみたいな恋愛ドラマ的な反応は、私の中ではありえません。
必然的に異性として興味を持つ対象は、具体的な姿かたちが中心になり易いのです。

結果的に「メンクイ」です。

私のような並以下の容姿の男が、高嶺の花に手を出して成就するなんてムシの良い話はほぼほぼ無くて、そんな奇跡が人生で一度だけ起こった…パートナーとの出会いはそんな話なのです。

旧ブログ アーカイブ 2019/4/24

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?