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Episode 50 プレゼントは必須です。

私の誕生日は8月26日です。
この誕生日がなかなかビミョーな日でして、子どものころは良い思い出がありませんでした。

関東地方に住んでいたころは、9月1日の新学期まであと1週間、盆明けでクラスメイトとの連絡も取りにくく、夏休みの宿題も追い込みって時期です。
父親の仕事の都合で東北地方に住んでいた時は、2学期始業式の日でした。
いずれにしても小学生時代によくある「お誕生会」というのはやり難い時期、それ故に「お誕生会」をするのは夢だったように思います。

今思えば、記念日などの「特別な日」への思い入れの強さは、この辺りが影響しているのでしょう。
誕生日に限らず、結婚記念日とかクリスマスとか、ちょっとしたお祭り感のあるイベントはとても楽しみです。

そして、誕生日やクリスマスと言えばプレゼントなわけです。
モノに執着する私にとって、プレゼントとは最大限の気持ちの表れと言っても良い特別なものです。
じっくりと時間を掛けて考え、あれこれ調べて比較して「コレ!」って思うものを用意するのです。
決めごととしては、特別な希望がない限り、家事や仕事の道具を選ばないってことですかね。
私は頑張ることが絶対の美徳だとは思っていないので、「これ使って頑張って!」って言う、メッセージは送りたくないのです。

そんな感じで相手のことを考えて、何を贈るか決めて、そして渡すワケです。
人とつながる具体的な事として、プレゼントを用意する過程から全てが、その贈り物に詰まっているのです。

贈られる側からすれば、その裏側にある私の気持ちはちょっと重すぎるかもしれません。

なかなか上手く人とのコミュニケーションが取れないことの多い私としては、プレゼントに託す気持ちが人よりも大きくなっているのかな…と思うこともあります。
でも、贈ったモノを大切に使ってくれているのを見ると、本当に良かったと思うのです。
気持ちが伝わった気がするのです。

旧ブログ アーカイブ 2018/11/3

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