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Episode 21 地図で景色が見えるのです。

記憶を合成できるって言ったら、変ですか?

私はロードマップを見て迷った…という経験が殆どありません。

最近はカーナビが普及したので、すっかり活躍の場が減ったロードマップですが、私はこれを眺めるのが好きなのです。
長距離は疲れるからあんまりですけど、ドライブは嫌いではありません。
私はこのふたつのことを合成することが出来ます。
地図を見ていると、行ったことがない場所でも、本当に走ったことがあるような記憶を合成して理解できてしまうんです。

ロードマップって、目印が表記されているじゃないですか。
右手にセブンイレブン、その先のENEOSがある交差点を右に曲がって…みたいに、道順を追っていくと、頭にあるセブンイレブンの図と角立地のENEOSの図がドラレコの画面を見ているように頭に入ってきます。
その上に、地図の方位から今現在の太陽の位置と影描写が重なって来ます。
午前中なら東側の空に太陽が、夕暮れ時なら西側の地表すれすれにオレンジ色の太陽が脳内の景色に繋がります。

もちろん、合成は合成で本物の景色ではないから、実物とは違います。
でも「そうそう、こんな感じ」ってレベルですり合わせ出来てしまうのです。

他にもあります…例えば、時刻表を見ていると、その電車に乗って旅ができます。
駅構内の様子は構内案内図でイメージでき、階段を上って〇番線、9時発の新幹線で…って、勝手に記憶を合成してしまうのです。

きっとこれって、私がYouTubeに動画をアップするように記憶するパタンの認知だからなんだと思います。
私のイメージする理解とはこういう事なのです。
音声からの情報や文字(私の場合は文字≒音声)の情報も映像に変換されて理解…です

得意か不得意かと言えば、得意なことでしょうね。
経験していないことも、経験したことがあるように理解できるわけですから。
理解力があり、ものわかりが良い…ある意味で。
でも、これが結構、厄介でして…単に得意だけでは済まされないのです。

発達障害の凸凹って、よく聞く話ですが、凸の影にもイロイロあるのです。 

旧ブログ アーカイブ 2018/10/5

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