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Episode 191 趣味にお金がかかるのです。

ASDの私は過集中という特性を持っています。
あるひとつのものに照準を合わせてしまうと、ロックオンしてしまって目が離せなくなるという特性です。
そうなってしまう理由については以前のもお話ししましたが、「ロックオンしたままの状態でずっと離れないのか…」と言えば、そんなこともありません。
ある日突然…そう、突然という表現がピッタリくるくらいにいきなりロックは解除されます
過集中の裏側にある完璧主義が表に出るからです。

一流のプロのプレーヤーに力が及ぶわけはない…。
例えば…ちょっと年下ですが、引退が日米でニュースになっているイチロー選手は野球界にとどまらず各界でスーパースターなワケで、キャッチボールで精いっぱいの私が足元に及ぶわけがないのです。
音楽だって、文章だって…上には上がいて、趣味でたしなむ程度の「娯楽」で良いのに「その先の頂点」を目指してしまうワケですよ。
そんなわけで、ガッツリと過集中でロックオンした分野は「ある日突然に」というレベルで興味を失い、次の分野に興味が移っていくのです。

その一方で、ロックオンした過集中の対象には、兎に角「最高」で「完璧」を求めてしまうのです。
当然です、モノへのこだわりは半端ないですから
当然のことながら、良いものを長く…という発想が一級品を持ちたいという思考に繋がるのです。

もうお分かりですよね。
ロックオンした分野の「モノ」に関して、かなりの投資がされているってことです。
パートナーはこれを見て「モノから入る」と苦笑いするのです。

まぁ、自分の小遣いの範囲での話なので大きくとがめられることは無いのですが、今までの「散財」を考えれば、何か大きな買い物や旅行のひとつぐらいできたのではないかと思うこともあるのです。

ADHDの衝動買いとは方向性の違う、ASD的な衝動買いというものが存在する…。
私は私自身の経験からそう思うのです。

旧ブログ アーカイブ 2019/3/24

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