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信州のまず~い蕎麦…屋

信州の蕎麦でまずいそばを食べたことはないと前日に書いたと思うが、まず~い蕎麦屋に入ったことがある。
まず~い蕎麦屋というのは、蕎麦がまずいのではなく、客対応がまず~いのだ。
それは、東信地方の有名老舗蕎麦店。
町の名前を書いてしまうと一発で分かってしまう蕎麦屋なので町の名は書かない。
今から30年以上前の話。
はじめて信州で信州蕎麦を食べようと、某町の有名蕎麦店に入った。
季節柄というか時間帯というか、ほかに客はいなかった。
そこで、天ざるを注文した。
しばし待って、蕎麦とてんぷらが運ばれてきた。
さあ、てんぷらの具は何だろうと楽しみにして、てんぷらの乗ったざるを見てびっくり仰天!
葉物だけのてんぷらが5,6枚乗っているだけだったのだ。
これが信州の天ざるなのか?
エビは?しいたけは?…
若くて旅慣れていなかった私は、絶対におかしい、これは人を見てこんな葉物だけの天ざるを食べさせたのだと思いつつも、文句を言うこともなく店を後にした。
恐らく今なら、クレームをつけているし、その写真をネットに上げてほめごろしにするだろう。

その店は今も有名店としてその名をとどろかせている(笑)
ちなみに池波正太郎先生の贔屓の蕎麦屋さんではない。

そしてもう一軒、まず~い蕎麦屋。
これは中信の某町のそこそこでかい蕎麦屋。
これもほかに客のいない時間帯に入った。
奥で店員が談笑している声がするので席で「すいませ~ん」と声を何度かかけたがちっとも出てこない。
おそらく、自分はフロア担当じゃないから関係ないと知らぬふりをしているらしかった。
もう、気分が悪いのですぐに店を出た。

蕎麦はうまくても店の人間性が問われる蕎麦屋の話(笑)

そのほかの信州の蕎麦屋で不快な思いをしたことはない。
こじんまりとした店で家族経営しているようなところは、結構親切にしてくれるし、サービスしてくれたりもする。

※タイトル画像は話の内容とはまったく無関係な、甲府駅の駅そば。