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上高地の木

 上高地の散策路を歩いていると、二人以上で歩いている人の多くは、上高地の自然とは無関係の他愛ない話をしている。周囲の風景はただの背景でしかないよな感じで、上高地は大正池と梓川と河童橋と穂高連峰を見ればあとはおまけと思っているような人が多い気がする。
 また、登山者もわき目もふらずに淡々と奥へ奥へと歩みを進める。
 もちろん、周囲の風景にも興味を持ちゆっくりと静かに歩いている人もいる。

 木を見て歩くのも楽しいのではないだろうか。
 もっと、わき見をしよう。