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2019年に彼らに会えたから、私は生きていける。

2019年は、とにかく多幸感に包まれた年でした。

年明けから年末まで 数多くの来日ライブで感動しまくった1年。

来年もきっと良い年になる。

そう願っていたし、信じていました。

しかし年明け間も無く、世界は一変するのです。

音楽が好きで、好きな対象がいる人ならお分かりでしょう。

公演が決まり、指折り数えて待っていたものが中止というのは

ファンだけでなく、アーティスト、スタッフたちがとにかく辛い状況に追い込まれる。

私が好きなアーティスト・バンド・グループたちは ほとんどが海外の人たち。 

コロナが落ち着いてもいつ来日できるんだろう。

いつ会えるんだろう。

心のなかが空っぽになっていくのを感じました。

日々の生活/仕事や、つらいことがあっても

その糧やエネルギーになっていたのは

紛れもなく 生の歌声、生の音を浴びることができるライブだったからです。

この1年半以上、本当に辛かった。 

けれど、やはり好きな音楽たちは

常に励まし、元気をくれます。

疲れたときには癒しを与えてくれる。

そうしたありがたみを改めて感じることができたのは

結果として、私はこれまで以上に

好きな曲もアルバムも聴き込むことができたからかもしれません。

「スキな3曲を熱く語る」

改めて難しいお題でした。

私自身これまで何年も Twitterや、Instagramで暑苦しいくらい 

アルバムレビューや ライブレポートを書いてきました。 

けれど、そんな私が書いたとしても
恐らく このnoteの応募作の中では浮きまくることはよくわかっています。 

(既に 以下の通り1つ投稿していますが...笑)


そして 3曲 となると…。

これも私にはとても難しい...!

なぜなら、私にとって好きで大きな影響を受けてきた人たちは数えきれないからです。

けれど、

色々考えて 3組のバンド、曲を紹介しようと思います。

奇しくもコロナ以前の2019年の来日ライブに3組とも来日してくれました。

2019年に行ったライブの中でもとても印象に残った3組で、

なおかつ、この1年半 私を励ましてくれた彼らです。

ここまで長くなった上に更に先にお詫びをします。

3組とも、どうがんばっても2曲(2組に至っては3曲)までしか絞れず...

8曲になりました。

すみません。
お読みいただけたら、とても嬉しいです。

CHVRCHES (チャーチズ)

スコットランド出身 2013年にデビュー。

ローレン・メイベリー、イアン・クック、マーティン・ドハーティからなるエレクトロ・ポップバンドです。

Clearest Blue 

3rdアルバム「Every Open Eye」に収録。

徐々にアップテンポになっていく

CHVRCHESらしいサウンドです。

ミュージックビデオの 青い光の中、お姫様のように可憐なローレンがとても素敵で。

ライブで聴くと本当にたまりません。

この曲が好きなファンも多いですよね。

アルバムを引っ提げての来日公演、今はなき
赤坂BLITZでの ローレンの歌声も

2019年3月の豊洲ピットでのパフォーマンスもとても印象に残っています。

Clearest Blue |Spotify

Clearest Blue | YouTube


Never Say Die  

そして。
とても荘厳でメロディアスなNever Say Die。

2019年3月のライブでは、ローレンがまるで降臨した女神のような神々しさも兼ね備えながら、
くるくるとステージを回り歌い上げる姿がとても素敵で、感動や様々な感情で涙で顔がぐちゃぐちゃになりました。

Never Say Die | Spotify


Never Say Die | YouTube

Good Girls

今年8月にリリースされた最新作「Screen Violence」収録の Good Girl。

実は、「He Said She Said」とどちらを挙げるかとても悩むくらいどちらも好きな曲です。

リリース日に生配信されたライブも観ましたが、
本当にローレンが更に 強さを兼ね備えた
フロントマンに成長したことに 大きな喜びを感じました。

堂々としたパフォーマンス、歌声、立ち居振舞い。 

かつての少女のようなローレンのお茶目は健在だけれど
とにかく、ローレンと 彼女を見守るイアン、マーティンの絆の強さ。

コロナ禍にリモートでアルバムを作成しても
かれらの絆は強固なものでした。

今作のアルバムは、これまで以上にメッセージ性が色濃く現れています。

キャッチーでポップ。
きっと多くの女性の心にも響くと思います。


Good Girls | YouTube



The 1975 
(ザ ナインティーンセブンティーファイブ)

高校で出会った マシュー・ヒーリー、アダム・ハン、ロス・マクドナルド、ジョージ・ダニエルによって2013年にデビュー。

社会問題を扱う曲もあったり、あらゆる意味で注目を集めるバンドです。

デビューして間もない頃から見てきましたが
本当に成長目覚ましく、大きな存在になりました。

Give Yoursef a Try

2ndアルバムに収録された曲。

このミュージックビデオが解禁された時の興奮は今でも忘れられません。 
 
どこか懐かしくもあるギターの響きがとてもたまらないロック。

フロントマンのマッティ(マシューの愛称)の赤っぽい髪も、揃いのスーツでパフォーマンスする四人もとてもクール。

2019年のサマーソニックでは この曲から登場。

印象的なイントロで既にファンのボルテージは最高潮でした。

Give Yourself A Try | YouTube

Heart Out  

デビューアルバム「The1975」収録曲。

とてもミュージックビデオも大好きなんですが
マッティの歌声も、アダム・ロス・ジャージの奏でるリズム、メロディもとても心地よく。
ライブで聴くとより好きになります。

Heart Out Spotify

Heart Out | YouTube

The Sound

これはもう、The1975の中でも特に大大大大大好きな曲。

アルバムのコンセプトカラーを使った印象的なミュージックビデオも大好き。 

そして、この曲の途中でマッティが
「用意はいい?ファッキンジャンプするぞー!」
って煽ってからの カウントダウン。

ファンが皆で一斉にジャンプするのは本当にたまらない瞬間です。

80,90年代のような雰囲気もあり、とても好きな曲です。

The Sound | YouTube


U2  

最後は、アイルランドの至宝でありレジェンド、U2.

2019年のヨシュア・トゥリーがなければ
私はここまでU2をさらに好きにならなかったかもしれません。

Sunday Bloody Sunday


アルバム「WAR」からのシングル。
ラリーのドラムから始まり、ジ・エッジのあの絶妙なギターが奏でられるイントロ。
アダムの刻むベース。

ボノの力強い歌声。

すべてがとても尊いです。

Sunday Bloody Sunday| YouTube


Pride(In The Name Of Love)

2019年の ヨシュア・トゥリー さいたま公演では
この曲の時にもボノは アフガニスタンで命を落とした中村哲医師の名前を挙げ、皆で祈りを捧げました。

歌詞も本当にコロナ禍には染みました。  

どれだけ時が流れても色褪せないどころか
とてもより身近に感じられる 

そんな曲だと思います

YouTube



この1年半以上、本当に辛かった。 

好きなアーティストたちの過去のライブの動画を観ても泣けてしまうほど。  

あんなにステージも客席も一体になって皆でシンガロングしていたことが

遠い遠い昔のような、そんな思いにもなりました。

けれど、やはり好きな音楽たちは

常に励まし、元気をくれます。

疲れたときには癒しを与えてくれる。

そうしたありがたみを改めて感じることができたのは

好きなアーティスト・バンド・グループが

素晴らしい作品をこれまで残してくれていたからかもしれません。

結果として、私はこれまで以上に

好きな曲もアルバムも聴き込むことができた気がします。

「ライブまで日がないから、集中して聴き込んで予習しなきゃね」

今思うと、SNSを通じて知り合った

様々なジャンルの音楽仲間とは

ライブ前にいつもそんなことを言い合っていました。

そんな付け焼き刃状態で言ったライブも、過去には実際あります。

ライブの予定なんてなくても

純粋に音楽を楽しむ。

そんなことに専念できた日々。
コロナ以前同様に、それ以上に寄り添ってくれたのは Spotifyでした。

ちなみに毎年恒例の昨年の「Spotifyふりかえり」はこんな感じでした。


今年はどんなふりかえりになるか。

今からとても楽しみです。



#スキな3曲を熱く語る

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