酷い夢をみて号泣して目が覚めた話(備忘録)
たった今、号泣して目を覚ましたホスピタル酒場です。
夢の内容を忘れないうちに書いてます。
舞台はド昭和。
昔ブラウン管テレビでみた『太陽に吠えろ』みたいな、鮮やかで、それでいてどっしりと抑えた色調のフィルター掛かった映像。
子どもの頃一緒に『あぶない刑事』ごっこをした、このシチュエーションでは絶対的に信用のおけるあいつと一緒に真っ暗な中華屋の厨房におれはいた。
グツグツと油が勢いよく音を立てている。その鉄器鍋に投入されたものは、とても原型をとどめることが許されない程の熱気を放っている。地獄の釜のような鍋から、煮えたぎる油の匂いがあたり一面に充満していた。ここがおれ達のアジトのようだ。
おれの親父は大層名の通った極悪人らしい。当然、その息子であるおれも刑事にマークされている。
おれは誰かの遺体をアジトの厨房でバラし、その地獄の釜に肉片を投入していた。油でギトギトと鈍く光る黒い鍋から、まるで油淋鶏でもこしらえているような旨そうな音がする。
マイルドセブンに火をつけて暗い裏路地を抜ける。おれには愛する人がいる。
道中、おれをマークする刑事がゆっくりと車を横づけ、手動式の窓を開けて話しかける。
親父が殺された。愛人もろとも銃殺されたらしい。あんな親父だが、この世からいなくなると聞くとそれなりに悲しかった。
おれも長くは生きられないだろう。
愛する女と会った。おれは切らしたマイルドセブンを調達するため、アジトから程近い小さな売店へ独り向かった。
売店には誰もいない。売り場から8mgを失敬し、火をつけた。青い煙を確かめる。視線の先には慌ただしく駆け寄る相棒。追われている。
何人もの男達に追われ、おれたちは腹一杯の弾丸を浴びて銃殺された。
おれは何故か自分の葬儀に参列していた。
おれは泣きながら叫んだ。「親父が殺され、おれも殺された。おれはまだ何も手にしていない。なんてつまらない人生だったんだ!」
突然、参列者の誰かに左頬を思い切り殴られる。そいつは号泣しながらおれを殴り続けて叫んだ。
「ふざけるな! ◯◯◯◯◯◯!」
・・・・・
最後の決め台詞が思い出せないんですが、殴りかかってきたのは何故かカンニング竹山さん。あまりにもその言葉に心を貫かれて号泣しました。ふたりとも顔をぐしゃぐしゃにして抱き合いました。自分の嗚咽に気付き、驚いて目を覚ましましたとさ。
皆さま、ベタな茶番劇のような夢のメモにお付き合い頂き、ありがとうございました。
ストレスの捌け口なんでしょうか。結構やばめですね。隣で寝ている子どもも私の嗚咽に驚いて一瞬目を覚ましていました。。。
実は夢をみて泣くことが私には何度もありまして、またメモがてら書き留めてみたいと思います。
皆さま、おやすみなさい。良い夢を。
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