「悩みが無い」という悩み

こんばんは。

ほそやんです。

普段、あまり物事を気にしないので悩んだりしない性格なのですが、最近「ある悩み」があって中々解決しないのでモヤモヤしているのです。

その悩みとは、


「悩みが無い」という悩みです。


こんな事を言うと
「悩みが無いなんて、羨ましい」
「充実してるから、悩まないんだよ」等という声をいただく事も多いのですが、
個人的には「うーん。。。」という複雑な心境なのです。

同じ様な人もいると思うので記事にしてみます。

◾️記事概要
①そもそも本当に「悩み」が無いのか?
②「悩みがない」ことによる弊害
③「悩むこと」を「敵」だと思ってる説。
④まとめ

そもそもこの記事を書こうと思った動機ですが、先日の「moto × 大浦征也」のプレミアムトークセッションに参加し少なからず影響を受けたので、

「数年後どんな生活がしたいか?」
「どんな人になっていたいか?」
「なぜそう思うのか?」というビジョンを出来るだけ細かく具体的に設定していこうとカフェでずーっと考えていたのですが、出てこない。

どんな生活がしたいか?どんな人になりたいか?
なぜそう思うのか?

イメージが出来ない。
この行動をして、ここまで行きたいというゴールが、ない。
夢(もしくは欲)が無いと言ったら良いのでしょうか?

目的地が無いのです。

困りました。

旅行代理店に自分から伺っておきながら、
「どっかに行きたいです。」という様なもの。

自分が代理店側なら、「決まってから来て」と必ず思うでしょう。

なんで「目的地」が無いのだろう?と考えた結果、
「悩んでないから」という結果に辿り着いたのでこの記事を書いているという訳です。


①そもそも本当に「悩み」が無いのか?

人は物事に挑戦し、挫折し、乗り越えて成長していくものだ。という様な文言を色んな本で読みました。そして成功を収めている方々も同様の事を口にしています。それはその通りだと思います。

しかし、なぜ挑戦するのか?と考えると
「現状の自分に悩んでいて、変化をしようと行動したから」という図式が思い浮かびます。今の自分じゃダメだという危機感や野心が悩みとなり、挑戦への動機となっている気がします。

自分はどうだろう?と振り返ると、
「このままじゃダメだ!」という自分もいれば、
「今でも十分幸せだよ」という自分もいるのです。

悩みが無いのでしょうか?
「悩み」から目を背けてきたのでしょうか?

自分と討論した結果、出てきた答えがあります。

悩みはあるし、自分の中で答えも出す。しかし、その答えに自信がない。


②「悩み」がないことによる弊害

上記で書いた通り、
自分で出した答えに自信が持てない=行動する動機に育たない
→ふりだしに戻る→悩みを探しはじめる。
という悪循環があるような気がします。

これによる弊害がありまして、



☑︎自分の選択を疑い続ける
☑︎自分にとっての幸せってなんだっけ?と考える
☑︎焦りだけが強くなる


という3つがあります。

目指すものはあそこだ!と一応設定するものの、ある程度進んでいく途中で
「別の選択の方が良かったのでは?」と自問自答し始めます。

そうする内に過去を振り返り、もう一度、目的地を設定し直そうとするのです。
そしてまた歩き出すが、また途中で疑心暗鬼になり「このまま行くとヤバいんじゃ?」と考え出します。

ピンチアウトして現在地を見てみると、一番最初に目的地に設定していた場所からだいぶ離れた場所に立っているということがあるのです。

そうなると次の段階で

「なんで自分は動き出してるんだっけ?」
「この行動をして幸せに繋がるんだっけ?」
「そもそもその時に幸せと思えるのか?」
「というか、自分が幸せと思うものってなんだ?」

という自分の中での「幸せの棚卸し」が始まります。

棚卸するものの、
「これを好きなのは今だけの可能性があるんじゃないか?」
「これじゃないとダメなのか?」
「好きなものや幸せと感じるものが、もしかしたら無いんじゃないか?」
という焦りが強くなります。

そうして同様の事が書いてある本を探すか、
このような記事を書き始めます。

自分の中で話をすると、大体マイナスの意見が勝つのです。


③「悩むこと」を「敵」だと思ってる説。

たぶん焦りは感じるので、このままじゃダメだという感覚はあるのでしょう。
いち早く抜け出さないと!と思っているでしょう。

その分「悩んでいる」という行為自体を「モタモタしている」と思っている節があります。

常に進んでいなければならない。
止まらずに進みつづければならない。

という勝手な危機感を大袈裟に抱え込んでしまっていて、

「人生いつ終わるかわかんないんだから、悩んでいる暇はない!」と向かう場所も決めずに進んでいる時があります。

ただ目的地がないので、足踏みをしているだけなのです。

「とにかく動きつづけること=良きこと。」という方程式がどこかにあるのかもしれません。


④まとめ

このように文字を打っていると、自分のことながら「落ち着きがないな。」と感じています。
自分を貫き通す様な、なりふり構わず突き進む人にきっと憧れています。
あともしかしたら「人生こんなもんで終わるはずがない」という期待もしているのかもしれません。


「自分に期待しない」という方向に正解がありそうなのですが、そのような考えを持ってる方って「期待してないのだから、悩みもない」と考えてそうなのです。

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