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政治家への道① 安倍晋三元総理の言葉

この文章はVoicyの3月19日配信分をGoogleドキュメントで文字起こししたものをベースにしています。Voicyでは有料配信としているため、こちらの記事も有料とさせていただきます。ご了承ください。

私の選挙キャリア

第1回目ですので、自己紹介も兼ねて私のこれまでの選挙のキャリアを報告します。今から23年前、28歳の時に選挙に初挑戦をしました。私の場合には、政治家は親類に一人もいませんでしたので、全くのゼロからの出発。選挙区は伊豆半島という地縁も血縁もないところで選挙にでました。今から思えば無謀な挑戦だったと思います。

保守二大政党による政権交代を夢見て民主党を選びました。小選挙区になっていたのに自民党が3つに割れました。私は泡沫候補と言われていたんですが、この自民党の内紛に乗じて2000年の総選挙で小選挙区で勝ちました。その後、2003年に選挙区が変わり7割新しい選挙区で自民党の大物の方と一騎打ちになりましたが何とか生き残り、2005年の郵政選挙を経て、2009年の政権交代選挙で政権にたどり着きました。民主党政権の苦い記憶は以前のnoteをご覧ください。

その後、2012年、2014年は民主党が大惨敗する選挙になったんですが小選挙区で生き残りました。ただ、どうしても安全保障、憲法などで民主党の政策に合わなくなって2017年に党を飛び出して希望の党を立ち上げました。総選挙では私自身は生き残りましたが、希望の党は大惨敗しました。一昨年の総選挙は自民党入りを目指す腹を固めて無所属で出馬しました。当選してから自民党に入りました。

選挙こそが政治家への道

なぜいきなり選挙の話をするかというと、選挙こそが政治家の唯一客観的なバロメーターだからです。もちろん、政治家にはいろんな大事なものがあります。政策はもちろん大事です。演説も下手なよりはうまい方がいいですよね。人脈もあった方がいい。また、選挙を考えるとお金もないよりあった方がいいと思います。政治家には様々な必要な要素があります。

田中角栄総理の御庭番だった朝賀昭さんが教えてくれたのは、政治家というのは陸上で言えば十種競技だと。どんなに短距離だけ早くても、どんだけ高く飛べてもダメなんだと。全ての種目で力を均等に持っている人間が最後に一番高いとこまで登るんだっていうんです。10種あるわけですが、どの競技が一番大事かといえば、

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