自分の要望を正確に伝えてソフトウェア開発をしてもらう
こんにちは。開業届出すならITエンジニアとしてより「旅人」として出したいなーなんて考えてる細音希です。
僕、ココナラでいろんな方からソフトウェア開発の仕事を受注しているのですが、自分の要望を正確に完結に伝えられるお客さんってほとんどいないんです。
今回は、ITについてよくわからない人でもできるだけ自分の欲しい物を依頼できるように、ITエンジニアへの依頼方法を、ITエンジニア目線で綴っていきます。
1. 具体的に伝えない
は?と思われるかもしれませんが、これはとても重要なことです。
これはマーケティングとしては基本的なことなのですが、
お客さんに言われたことだけを完璧にこなしても、お客さんは満足しません。
お客さんを満足させるためには、お客さんの想像・期待を超える価値を提供しなければいけません。
そのためには、お客さんからの依頼方法がとても重要になってきます。
たとえば、ホテルのボーイに「コーラを持ってきて」と頼みます。
すると、ボーイは言われるがままにすぐに缶かペットボトルのコーラを持ってくるでしょう。
しかし、「風呂上がりにコーラを飲みたい」と伝えるとどうでしょう。
ボーイは気を利かせて、キンキンに冷えたコーラをグラスに注いでストローを刺し、風呂上がりに部屋に運んできます。
これは、僕が子どものころに読んだ、こちらの本に書かれていたシチュエーションです。
これをソフトウェア開発の依頼にあてはめて考えると、こうなります。
「○○をするアプリを作ってください」と依頼されると、プログラマはそれを作成するしかありません。
しかし、「私は現状、○○について困っています」と相談されれば、エンジニアはそれを解決する方法を、ITの専門家として広い知識の中から探して提案できます。
なにが違うのかというと、前者は相手にしてほしいことを依頼していて、後者では自分がしたいことを伝えています。
して欲しいことを伝えてしまうと、エンジニアは提案することができません。
言われたことをするしかないのです。
自分の頭の中でもまだ定まっていない曖昧な要望を伝えるには、それが必要な理由、使う環境、使う人、時間、頻度、などの背景を細かく伝える必要があります。
そうすれば、エンジニアは利用者の立場で考えてより良い提案をすることができます。
2. 要望を入力・処理・出力に分ける
コンピュータ・プログラムは、データを入力し、処理し、結果を出力するというのが共通する仕事です。
要望を伝える際にはこの3つの要素を意識しましょう。
たとえば、「たくさんの顧客データがあるんだけど、このデータを使って自社の製品がどんな層にどれくらいの需要があるのか知りたいんだ」という場合。
顧客データを入力し、年代別の売れ行きを解析し、結果をグラフとして画面上に出力する
ということになります。
これもよく、処理の部分しか教えてもらえないとか、出力の部分しか教えてもらえないとかで全然仕様が固まらないことが多いです。
入力については、
・既存のExcelやCSVファイルからそのままインポート
・Webからスクレイピングして取得
・APIで取得
・直接手入力
などがあります。
出力については、
・画面に表示
・PDFや画像ファイルとして保存
・プリンターで印刷
・どこかへ送信
などがあります。
3. かっこつけない
素人なら素人らしくしてください。
中途半端に色々指示してきたりして、あとからやっぱりこうじゃなかった、なんてことも時々ありますし、
そこそこパソコンわかるよ的な雰囲気を出しながら依頼してくるので、パソコンそこそこ使える人にとっては常識のような細かい説明を省いてみたりすると「こっちは素人なんだからそんな説明じゃわからない!」なんて言ってきたり、
見積り金額には入れてないけど操作方法を私の善意で動画にして編集して送ったら、それ以降も説明動画を当然のように要求してきたり、
あ、愚痴になっちゃいました。
スミマセン
あと、無理に長い文章で書こうとして意味わからなくなってるものが多い印象がありますので、
5W1Hを意識して書くとか、箇条書きで書くとかして、とにかく日本語としておかしくない文章を心がけて頂きたいです。
以上
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