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「日替わり定食」という言葉について

「日替わり定食」という言葉に矛盾を感じたが、実際には何も矛盾はしていなかったという話。

最近の昼食が毎日、セブンイレブンの「蒙古タンメンのカップ麺」と「モンスター」の組み合わせに落ち着いていることに気づいたので、これに「ジャンク定食」と名付けた。その時にふと思ったのが「日替わり定食」という言葉、矛盾してはいないかということである。

私は漠然と「定食=決まった料理の組み合わせ」だと思っていた。例えばコロッケ定食ならば「ごはん、みそ汁、コロッケ、千切りキャベツ、たくあん」の定められた料理全体の組み合わせ(?)というか確定されたセットのことを指していると考えていた。

その点「日替わり定食」。此奴はセットの内容が毎日変わる。当然だ、「日替わり」なのだから。しかし、この「日替わり」という言葉と、決まったセットを指す「定食」という言葉の組み合わせ、実にミスマッチある。この不確定な料理セットを、果たして「定食」といっていいものなのだろうか。


というわけで「定食」をwikiる。

定食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

定食(ていしょく)は、飲食店等における料理の提供形態の1つ。


つまり、定食とは料理の内容如何に関わらず、料理の提供形態の一つなのである。要は一汁一菜のような料理の提供スタイルを定食と呼ぶらしい。対義語は一品料理である。結論、日替わり定食のようにセット内容が変化しても何も矛盾はないというわけだ。


そんなわけで、定食の「定」の字のイメージに一人踊らされた。

調べなかったらこの真実に一生たどり着くことはなかっただろう。

たどり着いたところで得られるものは何もないのだけれど。

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