見出し画像

趣味を通して「知らない人たち」と話すのってすごく楽しい。

友達作りに悩んだ末、「社会人サークル」なるものを知り、サークル募集サイトで共通の趣味を持った人たちと集まることができるグループを見つけたので、加入してみました。
そして、GW中にサークル内でイベントがあったので早速参加してきました。

まったく前情報もない、はじめましての人達と会う。
よからぬ犯罪に巻き込まれたり、アヤシイ勧誘を受けたらどうしよう。趣味とは関係なく、フタを開けたら合コンサークルでした、なんてことになったらどうしよう。
など、さまざまな不安を胸に集合場所に行きましたが、結果的にまじでとても楽しかったです。

前述したような不安もなく、本当に趣味の話をしたい人の集まりだった。
自分の好きなことついて話せそうな雰囲気(初回なので緊張してあまり語れなかった・・・)だったのが本当によかった。
毎週のように何らかのイベントを開催している活発なグループなのに、サークル主さんがその全てに参加していることにも普通に驚いた。
バイタリティがすごい。

とにかく、「私のことを誰も知らない」ことと、みんな趣味の話をしたくてたまらないので「人間そのものを判断されない」ところが、最高に居心地良かった。
もしかして、普通の空間では”人間”は判断されないのではないだろうか。
変なことを言った/言わないで判断されないのだろうか。

ここ数年、マッチングアプリでしか人と出会っていなかったので、毎回お互いに品定めするような。腹のさぐりあいのような。なんとなく胸の奥がどろっとするような感覚があって、知らない人と会うことが億劫だったのだが、そうかこの手があったか。と。
私が作りたかったのは恋人ではなく友達、もっと突き詰めれば、会話の相手だったとあらためて気付かされた。

その日の集まりで誰かと連絡先を交換することもなかったし、会が終われば各々あっさりと解散した。だがそれがいい。

友達が一発でできればうれしかったけれど、多種多様な人間がいるなかで、一発でアタリを引けることなんてないだろう。集まった人たちとの会話はとても楽しいものだったし、新しい知識も得ることができた。
ぜひまた参加したいと思うし、違うサークルやイベントも見てみたい。
参加を繰り返しているうちに友達ができるかもしれないし、できないかもしれない。どっちだろうと、いいのだ。

人とつながることを拒んで生きてきた自分にとっては、アクティブな場に参加すること自体が大きな一歩だ。
インターネットの中に閉じこもって、部屋の隅からこうして細々と自分の声を発信していただけの自分が、実際にはじめましての人に会い、うまくいかなくてもいいから、話しかけていた。
昔の自分じゃ考えられなかったことが、どんどんできるようになっている。

趣味と言っていろいろ見てきたつもりだったけれど、集まった人たちに比べたらまだまだ浅いな、自分。と感じて、趣味に対するモチベーションが上がったのもよかった。
たくさん話したいし、聞きたい。
次に参加するときまでに、もっとネタを詰め込んでおこう。

ずっと、現実も心も「自分の部屋」という要塞に閉じこもっていたから、外の空気がこんなにおいしいと気づいていなかった。

実は、これとは別に共通の趣味で楽しめるDiscordサーバーにも参加したのだが、こちらにはまだあまり顔を出せていないので、こちらにももう少し多く参加していきたいと思っている。
以前興味のある分野で参加してみたときに、とても楽しかった。

少しずつ踏み出して、いろいろな人と知り合い、自分の人生に自分以外を受け入れていけるようになりたいし、自分に自信をつけていきたい。


サポートいただけると、わたしが喜びの舞を踊り、投稿頻度が増え、ご飯がおいしくなります。