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もう戻れない曲がり角を曲がるとき〜地から風の時代へ〜200年単位で振り返るとみえてくる時代のターニングポイント

前回のnoteでは星野源さんを代表とする1981年のグレートコンジャンクション世代がこれからの時代に活躍する理由について【風の時代】をキーワードに解説しました。

その中でふれた200年単位での時代の変わり目【ミューテーション】について、すこし詳しくお伝えしようと思います。地の時代から風の時代になるよ〜ってとこですね。

少し前回の内容をを振り返りますね。

2020年末にグレートコンジャンクションが風の星座(水瓶座)で起こります。グレートコンジャンクションとは木星と土星が重なること。約20年に1回起こる特別な配置になります。

さらに、今回のグレートコンジャンクションが注目を集めるのは『地の時代』から『風の時代』へ移り変わりという200年に一度の重要な時代の価値観の転換期でもあるからなんですね。

もう少し解説すると、占星術では12星座を『火』『地』『風』『水』という4つのエレメント(元素)に分類するのですが、グレートコンジャンクションが起こる星座は約200年同じエレメント内で巡回するサイクルになっています。

火の星座(牡羊・獅子・射手)で約200年

地の星座(牡牛・乙女・山羊)で約200年 ※いまここ

風の星座(双子・天秤・水瓶)で約200年 ※2020年末から

水の星座(蟹・さそり・魚)で約200年 ※2159年から

この約200年に一度のエレメント移動のことをミューテーションと言い、【社会的な転換期】として人々の価値観の大きな変容とともに時代の流れが移り変わっていくタイミングとなっています。

今回はこの200年単位でおこるミューテーションを振り返ることで時代のターニングポイントを理解し今後の【風の時代】を迎えるためのヒントを手に入れよう、という試みです。
源さんの話は今回はお休みだけど許してねー

さて、時代にはもう戻れない曲がり角があると思いませんか?
(人生にも、かもね)

200年と言わず少し昔のドラマや映画なんかみても、携帯がないってだけで「なんて不便なんだろう・・」と感じますし、いろんな場面でいまでは当たり前と思っているけど少し前にはなかったモノや価値観がたくさんあることに気づきます。

いまは特に時代の価値観の変化のスピードがものすごく速いので特にそう思われるかもしれませんが、例えば機関車が発明されたとき「こんなにたくさん物や人を運べるなんて・・」とみんなびっくりしましたよねきっと。これももちろん今では当たり前、空だって飛んでいきます。

いつのまにか時代の曲がり角を曲がっている、なかった頃にはもうどうやったって戻れない、想像しようにも想像できない・・そんな時代のターニングポイントが短い単位だとグレートコンジャンクションの20年、その調整を経てさらに大きく変化する本当に曲がり角を曲がっちゃうよってタイミングが200年に一度のミューテーションにあたると考えられています。

先を読むにはまず過去から学ぶこと〜
時代の流れを改めて振り返ることで「地の時代から風の時代」への価値観の展開を予測し、風の時代を迎える心がまえを改めて考えてみましょう。

以下の表は200年ごとそれぞれのエレメントの時代にどんなことが起こったのかまとめたものになります。超ざっくりだけど頑張って調べたよ(世界史の勉強みたい〜、占星術をやっていると世界史とか天文のこととかもっとまじめに勉強しておけばよかった・・と後悔すること多しです)

グレートコンジャンクション一覧_c

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1600〜1800年代 『火』の時代

『火』のエレメント:牡羊座・獅子座・射手座
キーワード:精神性、上昇志向、未来志向

科学・文化の興隆、植民地支配や宗教がらみの戦争
火の時代は新しい世界や可能性を獲得するための争いの時代でした。

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1800〜2020年 『地』の時代

『地』のエレメント:牡牛座・乙女座・山羊座
キーワード:安定性、具体性、物質志向

産業革命による近代化、高度成長期(日本)
地の時代は物質的豊かさ、経済的成長が重要視された時代

⇓ ⇓ ⇓

2020年〜 『風』の時代

『風』のエレメント:双子座・天秤座・水瓶座
キーワード:情報、コミュニケーション、拡散

⇒ これから迎える風の時代、インターネットなど最新のテクノロジーで世界をつなげる。フラット化。物質よりも情報に価値がおかれ、オリジナリティを大事にした発信や人とのつながりが資産となります。

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ざっと見ていかがですか?
それぞれのエレメントが象徴する時代の空気感とともに、いまこの2020年が『地』から『風』への切り替わりの地点であることを感じていただけたでしょうか。

『地』の時代は安定性、具体性のあるもの、お金や土地など”目に見える”価値のあるものが資産としてもてはやされてきました。
生活は便利になり豊かになっていく反面、経済活動優先のための環境破壊からくる気候変動や経済格差が世界的な問題となっています。

どのエレメントにもメリット・デメリットがあり、良かれと思ってやってきたことも行き過ぎると毒になる。そういう煮詰まった問題や矛盾が約200年に一度のミューテーションで明らかになり、次のエレメントの価値観を受け入れることで自浄され限界突破し次のステージへ向かっていくのかなあと思います。

星の流れって知れば知るほどよくできています。ほんとにおもしろいんですねー。

2020年末『地』の時代も終盤を迎え本格的な『風』の時代の扉が開くわけですが、切り替わりのときはやはりジタバタしますね。今まで良かれと思ってたものがある意味否定されて”古い!”認定されてしまうわけですから…
人の感覚はそれぞれですから、時代の変化にひょいと対応できる人もいれば、「スピード感についていけないなー」「前のほうがよかったなー」と変化することに葛藤する人ももちろんいますよね。

もちろんそれも仕方ないこと。変わらないを選ぶこともできますし、葛藤する自分を責めないことも大事だと思います。誰も正解はわかりません。200年後にまたエレメントが変わるころ(次は水かあ)答え合わせができるんでしょうね〜、今いる人は誰もいないけどね(たぶんね)

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いま図らずも全世界同時にコロナを経験していることで、時代はコロナ前・コロナ後に分けられることになると思います。「新しい生活様式」なんて基準が発表されたように、たとえ自粛が解除されたとしてもわたしたちはコロナを経験する前には戻れません。コロナ後は人と人との距離感や衛生感覚なども変わってくるでしょうし、働き方はもちろんさらにはしあわせの価値観も大きく変わってくるでしょう。まさに「地の時代」の総決算、今まで信じてきた土台が揺らぐ、図と地の転換〜経済優先の物質的社会が正しいとしてきたものの前提が覆る体験をリアルタイムで経験しています。

曲がり角を曲がったら、戻れないんですよね。
新しい基準で新しい生活を作っていかなくちゃいけない。
それはもちろん誰かから決められるものではなく、ひとりひとりが感じたことをよく考えて話し合って、間違えてもまたやりなおして、作り上げていくものなんだと思います。

そしてそれこそが水瓶座のグレートコンジャンクションから始まる「風の時代」にふさわしい生き方・暮らし方なのではないでしょうか。

あなたの頭を使って「考えること」
人の話をよく聞いて「対話すること」
すべてうのみにせず「調べ、比較検討すること」

知性の星座である風のエレメントは足りない頭も足りる頭も体も心も直観も第六感も(!)精一杯ぐるぐる使って個人の力と工夫でサバイブすることを促しています。答えが出なくてもあきらめずに考えよう、個人的なことから社会的なことまですべての問題に関わることはできないかもしれないけれど私たちにできる一歩があるはずだと思っています。

風の時代までの長い歴史、少し感じていただけたでしょうか。時代の流れの中に今があるんだということ、占星術を知るほど感じることが多いです。長い目で見たらほんの一ページ、それでも今を生きる私たちには貴重な一ページ。次に何を残していけるのか、結末を知ることは誰もできませんがひとりひとりの意識が未来を作ることは確かだと思います。

最後にちょっと蛇足ですが、今生きている人たちはこの2020年の時代の変わり目という一大イベントをせっせと予約して見に来た超絶ミーハーでおっちょこちょいなお仲間だと思っているので、みなさんが感じていること、考えていることひとつひとつが愛しいなーと感じています。集団データベースというか、みんなで一つの脳っていうか(ぜんざい意識ってやつか)みんなで未来を考えてるって気がすごくしています。たのしいね。

200年に一度の曲がり角、貴重な星回りのタイミングに立ち会えること、もちろん不安も怖さもあるけれどわたしはどこかとてもワクワクしています。みなさんもそう感じてくれたらうれしいな〜*


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