わたしと占星術とぼく1

そもそも占星術との出会いは幼少期までさかのぼる

魔法使いという職種にあこがれ将来は魔法使いになるのだと密かに決めていた。親や友人には当たり障りのない将来設計などをよく言っていたものだ。

年齢を重ねるうちに現実という物を嫌というほど知っていくのだが、それでも魔法使いになる魔法を使うという行為にあこがれ、いつかは特別な自分になるのだと思ったものだ。

特にないがしろにされたり忘れられたり、粗末な扱いをされたと強く感じた時ほど恨みを持つかわりに他のものとは違う自分であると強く認識した。

現実逃避もここまでくると立派である。上には上がいるがこの辺りで満足するのが凡人ゆえの可愛さ。

想像し人と違う自分であることを心地よく思うことからひとつ段階を上がったのは、秘密を持つことに優越感を感じるようになったこと。

何だか特別じゃね?

何だかスゴイ人じゃね?

そして自分は地球人だけど地球人じゃないという秘密を持つことになった。他にも多くの秘密を抱えてたが割愛させて頂く。

秘密のひとつである内緒の魔法使いである自分が与えられていた教科書が

「MYバースデー」

という雑誌であったことは忘備録として記しておきたい。

地球人ではない自分が地球の雑誌を使って魔法使いを気取っていたことに気がつき自分のなかで言い訳しまくるのは、少しだけ後になる。






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