澄み渡る空の雲雀 ヴィオラ演奏
耐えがたいほど心が傷ついたとき、感情に蓋をし、その記憶を井戸の底に深く沈めた経験が、今までに幾度もあります。
「あのときは 仕方がなかった」
「そうするより他に、方法がなかった」
とは思うものの・・・
残念ながら、そのときに感じた感情を、悲しみも怒りも含めて、全部受け止めていないと、化膿し歪んだ形となって、いつか自分の元へ還ってくることになります。
しかも、同じ状況や似たような人たちを自らキャスティングし、解消されるまで何度も演じ直すのです。
もはや原型をとどめていない、根本のブロックを探し出すのは至難の業ですが、改めて自分を見つめ直したとき、わたしの中に根深く残っていた課題は・・・
自分で、自分に与えること。
満身創痍、無数に空いた心の穴を、どうにかして埋められないものか、あるいは、誰かの心に少しでも寄り添うことで、自分を受け入れられるかもしれないと、無意識で考えていたようです。
ですが大切なのは、傷ひとつない美しい魂を渇望することではなく、ボコボコに穴の空いた不恰好なわたしの心を、あるがままに抱きしめるだけで良かったのだと、今さらながら気づきました。
もしかしたらそういった過程を通して、わたしたちは魂に傷などなかったのだと気づくのかもしれません。
今回は生まれてはじめて、目の前にいる誰かのためではなく、自分の心を抱きしめるためだけに演奏してみました。深い領域を癒したいので、ヴァイオリンより音域の低い、ヴィオラで演奏しています。
短い曲ですが、良かったら聴いてください(^-^)
巡り巡って、誰かの心に、そっと触れることができますように♡
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澄み渡る空の雲雀 -The Lark in the Clear Air-(アイルランド民謡)
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