見出し画像

海外就職 Q&A フリーター? 新卒? 向き不向き?

正社員になったことがないフリーターですが、海外就職できますか?

できます! でも大変です。というのも、実務経験や専門的なスキルがないと私のように苦労します。

正社員、アルバイト、派遣社員、など、海外就職において雇用形態は全く関係ありません。(むしろ日本人はなぜ正社員かどうかをあんなに気にするんだろうか)

大事なのは「なにをやったか」を面接でアピールできるかどうか。達成したことや専門性を具体的にどんどん話しましょう。
当時、大卒でフリーター2年やっただけの私は専門性ゼロでした。そこで「勤勉で器用な日本人」という誰でも持ってる切り札と、日本の接客業の素晴らしさとそれをいつでもどこでも再現できる、という表現で面接に挑みました。

海外就職においては、「日本人」でポイントが加算されます。私達はレアカードを1枚すでに所持しているので、海外就職では有効活用しましょう!

これから就職活動を始める大学生です。新卒で海外就職を考えているのですがどうですか?

画像1

新卒の方はまず日本で正社員として働いて、その後に海外就職に挑戦することをオススメします。理由は主に2つです。

1. 未経験で市場価値を最も高くつけてもらえるのが日本の就活だから。
ぶっちゃけ日本の新卒の給料はかなり高いです。でも、3年や5年で給料20%アップ、ということもない。

それに比べて、アジア各国の初任給は3万円から5万円くらい。そこからスキルをつけて、キャリアアップしたり転職したりして、どんどん給料や待遇を上げていくわけです。スタートは低くて、後からガンガン上げることができる。

まとめると、待遇のいい新卒入社はまず日本で。そこで経験やスキルを身につけてから海外へ。

2.日本での実務経験は海外でも有効だから早めに身につけておく。
日本式の働き方はぶっちゃけ世界一だと思ってます。一通り学んで身につけておくと、どこでも通用する優秀人材になれる。

細やかさ、遅刻しない、顧客や取引先へのフォローアップ、大量の仕事を同時進行するなど、日本人の当たり前は最高水準のビジネススキル。しんどいこともたくさんありますが、将来かならず役に立ちます。

逆に、海外の変則的でゆるい働き方を先に覚えてしまうと、日本式ビジネスパーソンの能力がないことになることに。もしもいつか日本で働くときが来たら、名刺の交換方法(今でも自信ない)からやり直すのはめんどくさいです。

私は26歳で大学を卒業して、それから2年間フリーターとして働きました。自分の将来を考えたときにこのまま正社員にもなれずに日本にいたらやばい、そうだ海外に行こう! と思い立っていきなり海外就職に挑戦。
アルバイトでも仕事は仕事。2年間の経験や達成したことについて、とにかくアピールしました。

海外就職に必要な英語力はどれぐらいですか?

TOEICなら700、それに加えて英語面接を突破する会話力が必要です。

「TOEIC 700点をめざす」みたいなタイトルの問題集を買って、自分でやってしまいましょう。TOEICは対策立てて練習すれば、かならず点数が上がります。

英語面接の練習はオンライン英会話毎日少しずつ。面接で話すことって大体決まってるので、まずは自己PR文を日本語で考えて、英語に訳してください。それをオンライン英会話の先生に添削してもらって、面接練習をお願いするのがスムーズかと。

ちなみにTOEIC 700というのは目安で、実際に履歴書に書いても反応してもらえません。というのも、日本では大人気の英語のTOEICですが、日本(あと韓国)以外ではほとんど知られてません。

書類の上の点数より、目の前のあなたが話す英語が重要視されます。

2014年当時の私のTOEICスコアは700ちょっとでしたが、英語面接はボロボロ。何度も聞き返したり、つっかえながら話したりと散々でした。そうして10社以上不採用になり、同じ質問やフレーズを繰り返すうちに慣れてきて、だんだん話せるように。

・なんでシンガポールで働こうと思ったの?
・なんでうちの会社のこのポジション(職種)に応募したの?
・あなたの能力をどう活かして、会社の業績に貢献できる?

このあたりのことは、どの転職活動でも聞かれますよね。この質問に対する回答をまず日本語で、その次に英語で作成してみてください。出来上がったらあとはとにかく練習!

語学には魔法も近道もなくて、長い道のりをコツコツ進んでいくしかないと思ってます。地味な練習がもっとも効果的です。

海外就職に向いてる人・向いてない人

1. 新しいことや予想外のことが起きたときにワクワクする人

 仕事でも生活の中でも共通することなんですが、予想外のことが起きたとき、あなたはまず何を感じますか? 

部下に指示を出したのに、思っていたものと違うものがきたとき、レストランや買い物で店員さんに質問したとき、役所での事務手続きがなぜか進まないとき。

私は「そうくるのかー」ってワクワクするようにしています。じゃあ次はどうしたらうまくいくのか、自分の言い方や伝え方をちょっとずつ変えてみたり。海外での仕事も生活も、毎日のように何か起きます。その度に驚いたり動揺していたらものすごいストレスです。変化を楽しめる人が、海外就職に向いています。ハプニングや初めての経験に不安や怖さを感じる人は向いてません。

画像2


2. 自分にも相手にも、しょうがない、まぁいいかとゆるく優しくできる人

電車やバスがこなくても、お役所で毎回言ってることがちがっても、友達や仕事相手が遅れて来ても、「まあしょうがないよね」と受け流せるのはもはや能力。

日本って働く側には厳しいんですが、サービスをうける側にはとても快適なんですよね。コンビニで「いらっしゃいませ」って言ってくれる。お釣りを投げて返さない。どれも丁寧で優しい。

タイやマレーシアのコンビニなんて、店員1人の時はレジでスマホをタップしてるかご飯食べてるかのどっちかです。

コンビニのバイト中にご飯を食べるようにはなれないとしても、自分も周りと同じくらい適当になれることが海外生活では大切。自分にも他人にも厳しい人は向いてません。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?