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ドキュメンタリー番組出演にまつわるこぼれ話


いきなりですが、フジテレビのドキュメンタリー番組に出演します。

約55分間の番組の尺に対して、密着取材はなんと2ヶ月にも及びまして。
ほんとにいろいろありました。楽しいこともしんどいことも泣いたことも、まるッとひっくるめて貴重な経験値です。

なぜそもそも、いきなりテレビの取材?
それは夏の頃に届いた友人からのWechatメッセージが全ての始まりでした。

深センでバーやってる日本人女性を取材したいっていうテレビ局の人がいるんですけど、紹介してもいいですか?

うん?
えっと、まあ、そんなの変わり者は私しかおらんしね。なにより、よくわからないけど面白そう。

迷ったらワクワクする方へ突き進んできた人生。これは、またひとつワクワクの瞬間が舞い込んできたんだな、と。
Wechatメッセージを見てふとそんなことを思ったので、詳しい話を聞かせてください、と友人に即レスしました。

そんなきっかけ。

それから、番組ディレクターとメッセージのやりとりがぽつぽつと始まって。

『9月頃に深センに行きますね!』
『楽しみにしてます!』

多分、覚えている範囲での事前情報はこんな感じでした。あとWechat通話で話したこともあったかな。とにかくゆるくてざっくりしてた。

深センにあるバーを起点にして、そこで生活する日本人たちを取材したい、みたいな。
ほうほう、そうですか。よくわかりませんが深センでお待ちしております。とまあ、あっちもこっちも細かいことは気にしない、なんとも主語が大きいやりとり。

まず最初にやったことは、バーのお客さんに宣伝すること。
「うちのお店、フジテレビに出るらしいよ。みんな映りに来てね〜」
「え、テレビとかすごいじゃん!」

夏の間はしばらくこの話題で店内は賑わいました。

みんなが喜んでくれてよかったな。お茶の間にあるテレビという存在の底力を垣間見た気がした。

スマホやアプリで好きな時に好きなチャンネルを好きなだけ見られる時代に、正直テレビは見ないけど、昭和を生きたこのおじさんおばさん世代にとっては、子供の頃はテレビが世界の全てだったもんな。

現代のテレビ離れといわれていても、やっぱりテレビは根強い。

なによりも、お店に来てくれるお客さんたちを喜ばせるいいニュースが届いてよかった。

素人がいきなり始めたバー経営。

低空飛行ながらも大きなトラブルにみまわれることもないのは、たくさんの人の優しさに支えられているおかげに尽きるんです。みんなほんとにありがとう。

とまあここまで盛り上がっている時点で、撮影日未定、撮影内容未定。

決定事項なにもナシ!

大丈夫かな、本当にテレビ来るんかな、と不安が頭をよぎります。

でもまあいいか。来なかったら来なかったで「やっぱり来ませんでした!」ってみんなで笑ってお酒を飲むだけだから。
それも含めて経験値だとみなして、日々の暮らしは続いていく。

テレビ出演にまつわるこぼれ話シリーズ。
次回は「ちょっと待ってコレいきなり話違うじゃん!?」

どうぞお楽しみに。


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