見出し画像

台湾フルーツ日記#6

マンゴー 6月〜8月

台湾のフルーツと言ったら欠かせないのがマンゴーだろう。
夏に台湾旅行に訪れる日本人の100%が、マンゴーかき氷を食べているんじゃないかと密かに思っている。

5月下旬ごろになってくると朝市には、まだ小さめの実が市場に並び始める。
数ヶ月間待ちに待ったマンゴーの季節なのでついつい買ってしまうけれど、この時期はまだ1個100台湾ドルくらいすることもあってまだ高い。(1台湾ドル=4.46円 2023年7月時点)

初物が出始めてからは、毎週市場でマンゴーを見かけるわけだけど、日に日に値段が安くなっていくのを感じられる。
例えば、数日前の7月某日には、3個で100台湾ドル、4個で100台湾ドルなど。
しかも安くなっているこの時期がまさに本当の旬。6月の出始めの頃よりも、柔らかく甘味も強くなって一番おいしい時期。

この頃になると、なぜか周りの人がマンゴーをくれ始める。実家でとれたとか、貰い物のお裾分けとか。
日本ではマンゴーはちょっと高級な特別なフルーツだけど、台湾では日常の中にあるフルーツ。日本で言うと、みかんとかりんごとかの存在感だろうか?

種類もたくさんあって、いわゆる台湾マンゴーとしてイメージされる赤い丸い皮のものは、「愛文」という品種。他にも、黄色い皮で大きな食べ応えのあるモチっとした身が特徴的な「金煌」や、小さな緑の「土マンゴー」、とにかく甘さがすごいブランドマンゴー「金蜜」など、どんどんと品種改良もされていて、おそらく20種類以上はあるのではないかと思われる。
安定の「愛文」は常に冷蔵庫に入れておくとして、その日の市場での出会いや気分に応じて、いろんなマンゴーを楽しめる、それが夏の楽しみでもある。
朝にジュースがわりに一つ食べたり、仕事から帰ってきて夜食がわりに食べたり。旬のフルーツは一番安く、手軽に手に入るからこその贅沢を満喫。

この記事を書いていて、今年まだマンゴーかき氷を食べていないことに気づいた。
今週末は、マンゴーかき氷食べに行っちゃおうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?