もっとお得に、もっと上手に。知っておきたい旅のコツ
「より安く、より楽しく」—— これは旅行好きなら誰もが追求する永遠のテーマではないでしょうか。
そのためには、旅行費の中でも特に大きな割合を占める移動費を抑えることがカギになります。
今回は、誰でも実践しやすい移動費を抑えるポイントをご紹介します。
なぜ移動費を抑えることが重要なのか
移動費を抑える点にフォーカスする理由は主に2つあります。
➀移動自体は旅の目的ではなく手段であるから
②旅行費に占める割合が大きいから
（＝浮いた分を観光、宿泊などに回せる）
ただし、ここで強調しておきたいのは、「安ければ良い」というわけではないということ。
例えば、直行便8時間のフライトと乗継で14～15時間かかるフライトを比較した場合、多少費用が高くても前者を選びます。
社会人の休日は貴重です。限られた時間しかない中で、安さを追求した非効率な移動は避けるようにしています。（あくまでも現在の私の考えです。学生時代は問答無用で後者を選択していました。）
では、具体的にどのように移動費を抑えればよいのでしょうか。以下、私が実践しているポイントを3つご紹介します。
➀需要を考える
1つ目は当たり前ではあるのですが、需要の大きい時期は極力旅行を避けるということ。
需要の大きい時期、すなわち多くの方が旅行をする時期に、いくら安く済ませようとしてもどうしても割高になってしまうからです。
需要の大きい時期は大きく2つあると思っていて、
➀一般的な連休や大型連休
（GW、お盆、年末など）
②各地域の繁忙期
（夏の沖縄、秋の京都など）
です。
私は今年の3月初旬、オフシーズンに沖縄を訪れました。海水浴が目的ではなく、沖縄のオーシャンビューを楽しむことが主目的だったため、夏のピークシーズンを避けることで、かなりコストを抑えることができました。
ちなみにごくごく普通の土日だとしても前後2~3週間は価格を比較したりします。
地方都市では稀に大型イベント（アイドルのコンサートとか）の影響で、航空券や特急券が高騰する（もちろんホテルも）ことがあるからです。
②早期予約のメリットを最大限活用する
航空券であれ、新幹線チケットであれ、予約は早ければ早いほど、お得になる傾向にあります。
私は飛行機はスカイスキャナーで、電車（新幹線、特急）はえきねっとやスマートEXで予約します。
スカイスキャナーを活用すれば、航空券の価格比較が簡単にできます。価格変動アラートを設定すれば、最安値を逃さず予約することができたりもします。
円安真っ只中で海外旅行は敬遠されがちですが、時期と場所を選べばまだまだお得に行けます。（と信じています）
例えば、来年2月の成田～ロサンゼルス/往復便が6万円代で見つかることも。(ブラックフライデーのセール価格っぽい)
次は電車を利用する場合です。
えきねっとやスマートEXの割引サービスを利用すれば、通常価格よりもかなりの割引価格で買えることがあります。
例えば、スマートEXで2025年1月に東京～新大阪間の普通車指定席を予約しようとすると、
スマートEX：14,320円
EX早特28ワイド：12,240円（予約後変更不可）
早割は定価の▲2,480円。
だいぶお得になります。自由席と比べても1,000円以上安いです。例えば2人で東京から大阪に旅行に行く場合、この早割を利用すれば片道で5千円、往復で1万円浮くことになります。
最近はインバウンド客も増え、平日、休日問わず新幹線もかなり混んでいるので、指定席を安く抑えられるのはとても助かっています。
↓電車の割引は他にも色々あります。
割引乗車券は割とすぐに売れてしまうものもあるので、旅行のスケジュールが決まった段階で、電車も早めに抑えるのがオススメです。
・新幹線eチケット（トクだ値）特急トクだ値
東京→仙台、金沢、新宿→日光とか
・在来線チケットレス特急券（トク割）
実は成田エクスプレスも35％オフで乗れるんです。長旅でクタクタ＆デカいスーツケースを持って移動…なんて時にはオススメです。
星野リゾートも早割や連泊割を設けています。施設によって割引率は異なりますが、早割で40％offになったり、連泊で65％offになったりすることも。気になる施設は是非調べてみてください！
↓界の連泊優待
③おまけ
特定のマイル活用術を紹介するつもりは無かったのですが、ANAの「今週のとくたびマイル」は比較的多くの方が利用しやすいと思ったので紹介します。
週替わりで発表されるANAのトクたびマイルは、思い立った週末旅行に最適です。通常レートよりも大幅に安いマイルで国内を旅することが出来ます。
今週のトクたびマイルでは対象期間中、対象路線の中から通常のマイル数より少ないマイルでANA国内線特典航空券がご利用いただけます。
思い立ったとき、おトクにふらっとマイルで旅に行きたい、そんなときにANAの今週のトクたびマイルを利用してみませんか？
例えば、今週2024年11月21日（木）～11月27日（水）（対象搭乗期間）だと、3,500マイル（片道）から以下の場所に飛べます。
ANAの飛行機に何回か乗っていると、意外とマイルが貯まっていたりするので、ご興味ある方は是非調べてみてください。
賢い旅行者になろう
移動費を抑えることは、よりお得に、より充実した旅行を実現するための重要な要素です。
ただし、最後に強調しておきたいことがあります。少し矛盾めいていますが、目的に反してまで移動費を抑える必要はないということです。
京都の紅葉を楽しみたいなら秋に行くべきですし、沖縄の海を満喫したいなら夏に訪れるべきです。賢い旅行とは、目的と予算のバランスを取りながら、最高の思い出を作ることだと思うからです。
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