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京都|鞍馬山の大切なこと

京都の鞍馬山(くらまやま)に行きました。お天気にも恵まれ、気持ちのいい空気の中、素晴らしい体験をしました。山の中には鞍馬寺があります。ここでは、月の精霊・太陽の精霊・大地(地球)の霊王を信仰し、宗派、人種、国境などの垣根をとり払って、ひとりひとりが本当に目覚めて、万物と調和することを祈っています。

京都駅から電車で1時間と少し。京阪電鉄で出町柳駅まで来たら、叡山電鉄に乗り換えて鞍馬駅へ。叡山電鉄はこじんまりしていて、住宅の中を走って行くのが東急世田谷線のようでした。

Google Map

鞍馬駅につくと、あちこちに天狗さんがいました。鞍馬山の奥には、鞍馬天狗と呼ばれる大天狗がいたと伝えられています。鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟、源義経(牛若丸)に剣術を教えたとか。義経はすごく強かったそうですが、この山登ってみてわかりました。これはね……むちゃ強になります。足がプルプルしますので、登山用の靴でもいいくらいです。

鞍馬駅の看板
駅を出て左すぐにある天狗のモニュメント

山門へと続く階段を昇ります。ちなみに鞍馬山はペットOK。嬉しい環境ですね。

鞍馬駅から歩いてすぐ。山門へと続く階段
山門は仁王門と呼ばれています
山門をくぐり抜け……また階段!!

ここで鞍馬山の案内図をご紹介します。山門は右下です。ここからウネウネと歩き左下の貴船川まで行くのです。後で知りましたが、夫のiPhoneの歩数計では、1日で55階建てのビルを歩いたのと同じくらいの距離を歩いていました。

山門で頂ける案内図
京都駅で頂いた鞍馬~貴船周辺地図

歩き慣れていない人は遠慮なくケーブルカーを使いましょう。一気にワープできます。私たち夫婦も利用しました。ケーブルカー乗り場は、山門をくぐった階段を昇ってすぐの場所、普明殿の中にあります。

普明殿の立て看板の言葉がすごく感動してしまって。感動したらオーブくんが映り込んでいました(左下)有難い☆

普明殿 ここは、鞍馬山の本当の姿と心を知って頂くための道場です。すべてのものは互いに連らなり合い支え合って、共に大きな力によって生かされていることを感得して下さることを希っています。

鞍馬山のケーブルカーは、足に自信がない人、ご高齢者も来られるようにという配慮から設置してくださっています。なんと宗教法人で唯一、鉄道を運営しているんです!愛があります。このお寺は本物だ!!

ケーブルカーから見える景色

ケーブルカー内に流れるお言葉も素敵なんです。宇宙エネルギーとか言っているんスよ。じわっと泣いてしまいましたので、以下にお言葉を書き起こします。ケーブルカー内の放送を書き起こしているのなんて私くらいですね。

この鞍馬山一帯には昔から受け継がれてきた森があり、そこには草や木や虫や鳥など、様々な生き物たちが互いに助け合い、調和を保って生きております。鞍馬山では、この大自然を天から頂いた宝物として尊び大切にしています。

もちろん私たち人間も大自然の中の一員であり、様々な生き物たちと共に大きな力によって生かされているわけです。そのことにぜひ気づきたいと思います。

そして、このすべてのものを平等に生かして下さっている大きな力、宇宙エネルギーであり、宇宙生命である大きな力こそが、鞍馬寺のご本尊であり、尊天と申し上げて尊崇するのです。

つい熱くなり、本殿までが長くなってスミマセン。あと少しです。ケーブルカーを下車した後は、参道をひたすら歩いて本殿へと向かいます。途中、美しい景色を見下ろすことができます。

ようやく本殿に到着!広くて綺麗でした。

尊天(千手観音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊)をご本尊として信仰する本殿

鞍馬寺のご本尊は尊天(そんてん)です。尊天とは、この世に存在するすべてを生み出す宇宙生命宇宙エネルギーのことです。昔から、神、愛、理、自然法則、ロゴス……。いろんな言葉で表現されてきましたが、同じですよね。つまり物事が生み出される根源となるものです。

そしてこの根源(宇宙エネルギー、尊天)の働きは、慈愛光明活力となって現れると言われています。現れる?どなたが?それはね……

慈 愛ーの精霊ー千手観音菩薩
光 明ー太陽の精霊ー毘沙門天王
活 力ー大地(地球)の霊王ー護法魔王尊

このお三方でございます!冒頭で鞍馬山が「月の精霊・太陽の精霊・大地(地球)の霊王を信仰し」と書いたのは、こういうことからです。そしてこのお三方を「三身一体尊天」つまり「3つで1つの尊天」と考えて信仰しているのです。ちなみに護法魔王尊は、サナート・クマラのことです。

この鞍馬寺の信仰は、宗教としてのお名前は鞍馬弘教です。神智学の影響を受けた天台宗の僧侶さまが、天台宗とは独立して作られたそうです。お寺自体は千年以上前からありますが、鞍馬弘教として独立されたのは昭和22年だそうです。

案内図の裏面「尊天」について詳しく書いています

神智学は、神の叡智と一体となる、霊性進化など、スピリチュアリズムへと繋がっていく宗教ですので、スピ好きさんたちが集まるわけです。実際、多くいらっしゃいました。

本殿の前には「金剛床」というメインホール前の広場みたいな場所があるのですが、そこには石でできた幾何学パターンがあります。本当はもっと広くて、全体を映してくればよかったのですが……。この黒い部分の六芒星の上で、参拝者がお祈りしたり、グッズ?を置いたりしていました。

本殿前の広場、金剛床にある幾何学パターン(六芒星)

この幾何学パターンは、サナート・クマラの宇宙船が鞍馬山に降り立ったときの複雑な高調波(ハーモニクス)を図象化したものだそうです。旋回して絡み合う光のパターンを模したもので、宇宙船から発生するパルスの多次元的エネルギー場を表現していると言われています(※)写真上部の模様は、万華鏡を覗いたときに見える光に似ています。

※トム・ケニオン&ジュディ・シオン著『アルクトゥルス人より地球人へ』ナチュラルスピリット(3頁)

六芒星ではしゃぐ賢者さん

私も宇宙エネルギーを浴びてみました。六芒星は踏むなという説もありますが、そんなことは……ないんじゃないかな?神さまはもっと寛大だと思うし「有難いもの=踏むな」となったのではないでしょうか?

鞍馬寺はとにかく石が多い
黒と灰色の横縞の石、虎石
本殿横の胴体がチョココロネみたいな駒犬…駒虎?

本殿の中は撮影禁止です。私たちが行ったときは、ちょうど読経をあげられていました。日本っぽくないリズムの読経でした。インドとか、異国の文化を感じました。本殿の中では、おみくじを引いたり、お守りを購入したりできます。

お土産に購入した降魔扇
おみくじとチケット

おみくじには驚きました。ここ何年も大吉を引いていない私が大吉を引き、しかも夫婦で大吉を引き、さらにはこの言葉!

晴れ渡る 雲居に願ひ かけはしの わたりそめたる 身こそ楽しき

「晴れ渡る空に棚引く雲に願いをかけ、その願いの架け橋を渡っていくのは楽しいよ」とのこと。願いを「かける」と橋を「架ける」とをかけているのですね(ややこしいな…)棚引いている雲がまた橋に見えるのでしょう。

賢者さん、大切なコトと誰かを繋ぐ(=橋を架ける)お役目ですから、まさに自分だなと驚きました。鞍馬山では不思議体験をする人が多いそうですが、私もこのおみくじのようにメッセージ性がある体験をいくつかしました。最後にまた書きますね。

さあ、堪能したので次に向かいます。サナート・クマラが宇宙船で地球に降り立った場所、奥の院魔王殿を目指します。

暑くて脱いだ上着を仕方なくエコバックに入れて歩く賢者さん
魔王殿まではまだまだ歩きます

途中、霊宝殿という自然博物館がありました。こちらは、信仰自然科学人文科学の総合博物館。鞍馬山の大切なことがギュッと伝えられた素晴らしい博物館です。

霊宝殿(自然博物館)

鞍馬山が私たちに伝えたい大切なこと。覚えていますか?最初のケーブルカーのシーンを思い出してください。

この鞍馬山一帯には昔から受け継がれてきた森があり、そこには草や木や虫や鳥など、様々な生き物たちが互いに助け合い、調和を保って生きております。鞍馬山では、この大自然を天から頂いた宝物として尊び大切にしています。

もちろん私たち人間も大自然の中の一員であり、様々な生き物たちと共に大きな力によって生かされているわけです。そのことにぜひ気づきたいと思います。

そして、このすべてのものを平等に生かして下さっている大きな力、宇宙エネルギーであり、宇宙生命である大きな力こそが、鞍馬寺のご本尊であり、尊天と申し上げて尊崇するのです。

まさに鞍馬山のテーマ!鞍馬山は、山全体を博物館として保存し愛している点が特徴です。テーマがしっかり表現されていました。

1階では、鞍馬山の自然を展示しています。鳥獣、岩石、きのこ、昆虫、陸貝、植物。昆虫の標本は見事でした。2階は、鞍馬寺所蔵の書物、考古遺物、源義経に関わる宝物を展示しています。3階は仏像です。木彫りの毘沙門天は国宝です。

毘沙門天の隣に吉祥天がいました。吉祥天は、ヒンドゥー教の豊穣の女神ラクシュミーと同じです。私はこの吉祥天(ラクシュミー)とご縁があるため、ここでお会いできて嬉しかったです。

博物館のパンフレット(表)
博物館のパンフレット(裏)

やって参りました!奥の院魔王殿に到着です。この裏側の小堂が、サナート・クマラの母船が降り立った場所です。ここまで来るのすっごい疲れました。。手摺りを使わないと登れないくらい。鞍馬山で修業した義経は優勝です。勝てません。

奥の院魔王殿
やたら魔王、魔王と書いてある石たち

降り立った時のお話を『アルクトゥルス人より地球人へ』より引用してご紹介します。

今から一千万年前まで飛びましょう。そのころの地球は地質学的な激動の陣痛をくぐり抜け、ようやく一部の地域が安定してきたところでした。
私はその様子をしばらく見守ってから、この初々しい惑星に降り立ってみることにしました。
そこで母船よりもずっと小型の着陸船(シャトル)を、あなたがたがいま日本と呼んでいる土地の鞍馬山という山の上に据え付けました。私が降り立ち、飛び立ったその地点に、今では小さなお堂が経っています。

トム・ケニオン&ジュディ・シオン著『アルクトゥルス人より地球人へ』ナチュラルスピリット(65頁)
小堂の写真がなくてごめんなさい。私のバカ……

ここまで来たら、あとは貴船川へ向かって下山するだけです。が、登りよりも下りが大変!登山用のスティックを持ってきていた方もいましたが正解ですね。足がプルプルして、翌日はふくらはぎが筋肉痛に。

ずっと山!

貴船川に到着しました。ゴールです!川のせせらぎにほっとしました。何度も繰り返しますが、義経しか勝たん!この山で修業したら天狗にも可愛がられるわ……。

この後、お昼を食べて貴船神社も参拝しました。そのお話はまた後日。ここでは、鞍馬山を訪れた翌明け方の不思議体験をお話して、終わりにしたいと思います。

鞍馬寺に行った翌明け方、メッセージを受け取りました。私の場合、明け方の夢の中や、起きた瞬間にメッセージを受診することがあるのです。頭の中に言葉が勝手に流れてくる感じです。こんな風に流れてきました。

地球を愛のエネルギーで満たして欲しい

その後、インスピレーションのようにパッ!パッ!と、言葉とひらめきが連続します。

地球は、夫婦など愛し合っているエネルギーが少ない

鞍馬山は愛でいっぱい満ちていたでしょう?(鞍馬山がイメージ、お手本)

あんな風に、愛のエネルギーで満たして欲しい

私たち夫婦はとっても仲良しなんです。エネルギーも似ているようで、入籍する前からご近所さまに「兄弟かと思った」と言われるほどに。

メッセージでは、「愛し合っているエネルギー」を伝えるのに「夫婦など」という例を挙げています。夫婦って自然に愛し合うじゃないですか。しかも同志のような深くて強い絆。こういう質感の愛で地球を満たして欲しいのだと思います。

鞍馬山での体感は、ひと言で伝えると愛に満ちたエネルギーです。精霊たちがニコニコ歓迎していたのを感じました。慈悲、慈愛、自然愛。「君たち仲良し夫婦には、ここでの体験をお手本に、これからも地球を愛のエネルギーでいっぱい満たして欲しい」そう尊天さまから託されたようです。

以上、鞍馬寺の大切なことでした。

地球のわたし、なかむら詩子のnoteでも今回の京都旅記を綴っています。こちらの記事、スマートニュースで紹介されています📖見つけたらフフフ…とほくそ笑んでくださいまし!( ˙꒳​˙ )

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